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2004年12月 ?????

2004年12月02日

 高度が上昇してから

 高度が上昇してから撮像したが、月明かりのためかぶってしまった。
 コマが大きくなりすぎて、今までの方法では全光度が測定できない。
 彗星核に注目してみた。中央の白い一点が彗星核だ。特筆すべきことは無い。その周囲の色がついている部分は彗星核から放出された物質の光で、コマと呼ばれている部分の非常に濃い部分。

彗星核の擬似カラー(6倍拡大)
四角い升目(1ピクセル)は2.7"角

 明るい北の空、しか

 明るい北の空、しかも高度6.6度で初観測。画質が悪いので4枚撮像したが、ダークノイズが多く重心計算がうまくいかない。比較星も少ないので精度が少し悪いかもしれない。
 13.2等と明るい。
 今後どんどん南下する。
    CK03T040  C2004 12 02.47306 16 41 12.60 +51 01 04.0                      D70
    CK03T040  C2004 12 02.47804 16 41 13.49 +51 00 55.6          13.2 T      D70

 月明かりがあり恒星

 月明かりがあり恒星状にしか写らない。15等級に増光したのでもうそろそろ尾が写るんだろうけど。

2004年12月11日

 アラン・リーゴ彗星

 アラン・リーゴ彗星は15.5等(全光度)と増光しながら、ちょうこくしつ座とくじら座の境界付近を非常にゆっくり北上している。
 今日初めて、左上(ほぼ北)に向けて短い(残像のような)淡い尾が写った。今後くじら座に向かって北上し、1月から2月にはもう少し立派な尾が写るだろう。

 12月8日と9日の

 12月8日と9日の久万高原天文台の中村彰正氏の観測で彗星であることが判明した天体2004 VR8を観測してみた。この天体の観測は当夜の最大の目的であったが、危ないところで取り逃がすところだった。中村氏の観測により17.3~17.4等と暗いことがわかっていたので、南中を過ぎるするまで待っていたのだ。ところが、突然雲が北上し一面の雲。諦めきれないので雲の中ねばってねばって1時間。雲が少し薄くなった瞬間に1分露出を2枚撮像。そのうちの1枚にどうにか写っていた。その後は全面曇り。
 矢印の先にあるごく小さな点がその彗星だ。右上(北西)に小さな尾が伸びているようにも見えるが、この方向に尾が伸びるはずがないのでノイズだろう。

    PK04V08R  C2004 12 11.66671 03 34 28.52 +14 38 20.8          17.1 T      D70
    PK04V08R  C2006 03 04.61891 14 07 37.30 +13 51 18.3                      D70
    PK04V08R  C2006 03 04.62285 14 07 37.13 +13 51 19.1                      D70
    PK04V08R  C2006 03 04.62399 14 07 37.17 +13 51 22.2          16.4 T      D70

 12月3日の夜、上

 12月3日の夜、上尾の門田健一氏(観測所コード:349)から「13等級まで増光している」というメールが送られてきたが、その後なかなか観測できず、やっと観測できた。なるほど、14.4等とほんとうに明るい。
 この彗星は近日点日が2004年12月8日なので、太陽に最接近する直前に大増光したのだ。近日点距離は2.7AUと結構遠いのに変化が現れたのは驚いた。今後の光度変化に注目したい。

下の画像をアニメーション


    CK04U010  C2004 12 11.60211 07 42 53.53 +45 21 01.9                      D70
    CK04U010  C2004 12 11.60990 07 42 51.74 +45 21 19.0                      D70
    CK04U010  C2004 12 11.61741 07 42 49.97 +45 21 35.7          14.4 T      D70

 うさぎ座を比較的速

 うさぎ座を比較的速く北上している。
 肉眼でも存在がわかった。大きな散開星団を肉眼で見ている感じだ。4等級後半だろう。約1400mmに小さなCCDだと全体がはみ出してしまい見ごたえが無い。望遠レンズで撮像するのがちょうど良さそうだ。
 前回の彗星核の画像と同じく、ほんのわずかに西側(ダストテールの方向)に重心がずれている。次回は2000mmでビニングなしで撮像してみようか。

彗星核の擬似カラー(10倍拡大)
四角い升目(1ピクセル)は2.7"角

 現在うさぎ座を西に

 現在うさぎ座を西に向けてゆっくり移動している。彗星核周辺がボーッとしてきたので今回から全光度で測定したが、16.5等とずいぶん暗めに求まってしまった。この付近の恒星はGSC星表にほとんど無いのでUSNO A2.0星表で比較したのが良くなかったのだろう。

2004年12月13日

 2ヶ月前に比べると

 2ヶ月前に比べると尾が短くなったが、向こう側に伸びているのだろう。
 12.0等と光度もほぼ同じ。
 これだけ明るいと撮像していても楽しいし、測定もストレスを感じない。

 11日に測定した位

 11日に測定した位置は軌道計算の結果によると+/-3"ほどずれているらしい。1ピクセルのずれだ。
 名誉挽回のために今回は2分~3分露出で狙おうとした。しかしこの日はアライメントがミスっているのか特別に追尾精度が悪い。しかたないので1分露出に切り替えたが、その1分露出すら満足に追尾しない。
 えーーい、頭にくる!!
 40分もかけて画質が悪いながらもどうにか4枚保存した。
 測定しようとしても天体の面積が2ピクセル程度しかなく、周囲はノイズにまみれてまともに重心計算ができない。強引に精測して軌道を計算してみると、まあそれなりの軌道が計算できる。しかし、私のデータが軌道を悪い方向に引っ張っている感じがするので今回の精測データはゴミ箱に。
 ああ、あんな寒い思いをして粘り強く観測したのに.....。
 1枚1枚の星像が悪くても、彗星の移動に合わせて4枚重ねると下のとおり。ちゃんと写ってるではないか。でもモーションが怪しい?

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2004年12月?????彗星観測日誌??????????????????????????????????????????

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