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2006年07月 ?????

2006年07月27日

 117年ぶりに帰っ

 117年ぶりに帰ってきた177P/Barbard 2の初観測。
 時間的にも、位置的にも観測しやすいヘルクレス座にある。今後2等級ほど増光することが期待されている。
 眼視観測では9等級で報告されているが、CCDでは13.2等とかなり暗く測定した。実際にはかなり広い範囲にコマが広がっているのかもしれない。尾は認められない。

0177P         C2006 07 27.57074 16 56 51.46 +22 29 23.6                      D70
0177P         C2006 07 27.58065 16 56 50.92 +22 30 15.6                      D70
0177P         C2006 07 27.59215 16 56 50.35 +22 31 16.1          13.2 T      D70
0177P         C2006 07 29.59079 16 55 27.86 +25 23 34.4                      D70
0177P         C2006 07 29.60917 16 55 27.03 +25 25 06.0                      D70
0177P         C2006 07 29.61955 16 55 26.59 +25 25 58.8          13.1 T      D70

 1年7ヶ月ぶりの観

 1年7ヶ月ぶりの観測である。2006年5月の最大光度のころは観測できなかった。
 現在うしかい座とかんむり座の境界を15.8等で移動中。尾は確認できない。
 軌道はかなりの双曲線軌道なので太陽系の外に飛び出して、二度と戻っては来ないだろう。

2006年07月28日

 遠ざかりつつある7

 遠ざかりつつある73Pをほぼ3ヶ月ぶりに撮影した。もう尾は写らないだろうと思っていたが、C核もB核も西(右)方向に尾があり、彗星らしい姿を維持している。
 C核は13.0等で立派な彗星状。
 B核は15.8等とずいぶん暗くなったが、良く見ると細いながらも画面からはみ出そうな細い尾が西に流れている。
 G核は画像を丁寧に調べたが確認できなかった。

 B核は軌道計算が難しくなってきた。非重力効果を入れてもMarsden Type IIではかなり残差が出るし、薮下理論でもやはり同じ、A3項を考慮してもやはり残差が残る。分裂による噴射効果が出ているのだろう。観測期間を区切って軌道要素を求めたほうが実用的かもしれない。次回帰の予想はかなり精度が悪くなるだろう。



2006年07月29日

 塩塚高原での観測。

 塩塚高原での観測。
 雲の多い日で雲を避けながら観測したが、うす雲があったのか写りが悪い。光度はわずかに増光して13.1等(全光度)。尾は認められない。現在、へびつかい座を通過して、ヘルクレス座を速い速度で北上中。
 眼視では非常に大きくて極めて淡いムラがあるという感じで、到底それが彗星や天体とは思えないイメージである。

2006年07月30日

 10月中旬に最大光

 10月中旬に最大光度になるフェイ彗星を塩塚高原で初めて観測した。薄い雲に覆われていたようで写りが悪い。西向き(右)に極短い尾があるようにも見えるが、すぐ西にある微光星の影響かもしれない。核光度は14.9等で眼視観測は無理。

0004P         C2006 07 29.71780 00 59 05.38 +13 11 28.9                      D70
0004P         C2006 07 29.72159 00 59 05.71 +13 11 30.5                      D70
0004P         C2006 07 29.72882 00 59 06.34 +13 11 33.3          14.9 N      D70

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