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2007年11月 ?????

2007年11月03日

 塩塚高原展望台(頂

 塩塚高原展望台(頂上に近い駐車場)で観測を行った。
 眼視観測では前回(10月27日)より少し大きくなった感じがし、南西(右下)にコマが流れているように見える。CCD撮像の画像処理すると恒星のように見える彗星核から鋭いジェット状の噴出が確認できる。下の画像は白黒であるが、他の観測者によるカラー画像でもほぼ白黒で写っている。
 光度は正確には測定できないが2.5等前後である。


 上の画像から核周辺の様子を調べるために画像処理を行った。当初2つの核があるのかと思ったが、尾がちょうど向こう側に流れているのでそのように写ったもののようである。

0017P         V2007 11 03.51023 03 43 22.89 +50 36 15.5          10.6 N      247
0017P         v2007 11 03.51023 1 133.6877   +33.9230     970                247
0017P         V2007 11 03.51618 03 43 22.45 +50 36 16.1          10.6 N      247
0017P         v2007 11 03.51618 1 133.6877   +33.9230     970                247
0017P         V2007 11 03.59248 03 43 17.08 +50 36 22.8          10.6 N      247
0017P         v2007 11 03.59248 1 133.6877   +33.9230     970                247

2007年11月04日

 塩塚高原展望台(頂

 塩塚高原展望台(頂上に近い駐車場)で観測を行った。
 すでに暗くなりつつあるP/2007 H1 (McNaught)を観測した。みずがめ座とくじら座の境界付近を移動している。
 下の画像ではわずかに拡散して彗星状に写っている。核光度は15.5等でやはり暗くなりつつある。尾はほとんど写っていない。
 画像の質が悪いのはCCDを冷やしすぎたために(-27℃)、気密室の前面ガラスが曇ったことが原因かもしれない。また一定の温度以下に冷やすと横方向にノイズが発生する。-10℃~-16℃に冷やせば良好な画像が得られるようだ。

    PK07H010  V2007 11 03.62909 23 59 10.61 -14 37 46.6          15.3 N      247
    PK07H010  v2007 11 03.62909 1 133.6877   +33.9230     970                247
    PK07H010  V2007 11 03.63022 23 59 10.63 -14 37 47.7          15.8 N      247
    PK07H010  v2007 11 03.63022 1 133.6877   +33.9230     970                247
    PK07H010  V2007 11 03.63618 23 59 10.74 -14 37 46.5          16.0 N      247
    PK07H010  v2007 11 03.63618 1 133.6877   +33.9230     970                247

 塩塚高原展望台(頂

 塩塚高原展望台(頂上に近い駐車場)で観測を行った。
 約7年で太陽を一周するハートレイ第3周期彗星が16等級まで明るくなった。現在ぎょしゃ座にあり、冬の天の川の中にあるのですぐに他の恒星に重なってしまう。三角矢印のすぐ先にある淡くて少し不鮮明な光が彗星である。12月に最大光度となるだろう。
 下の精測データは2枚の画像をメトカフコンポジットしたものから測定したものである。2枚の画像から個別に測定を行ったものより精度が高かったのでこれをMPC(小惑星センター)に報告した。

0110P         V2007 11 03.68422 05 43 07.75 +33 48 27.1          16.0 N      247
0110P         v2007 11 03.68422 1 133.6877   +33.9230     970                247

2007年11月24日

 今夜は雲が全く無く

 今夜は雲が全く無く気温も比較的高めで風もほとんど無いが、残念ながら満月で、カシオペア座のε(3.3等)すら見づらい夜だった。
 小さな双眼鏡やファインダーでは月明かりが強烈で確認できなかった。
 20cm望遠鏡に冷却CCDで撮像してもコマは写らず、ぼやけた彗星核のみが写った。他の観測者によるとコマはその後どんどん広がっているようなので、実際には画面から大きくはみ出しているのかもしれない。月の影響が無くなるのを待って再度観測したい。
 核光度は13.6等で徐々に暗くなっている。

0017P         C2007 11 24.57588 03 18 09.96 +49 42 01.5                      D70
0017P         C2007 11 24.58229 03 18 09.58 +49 41 58.8                      D70
0017P         C2007 11 24.58679 03 18 09.29 +49 41 57.6          13.6 N      D70

 2007年12月末

 2007年12月末ころに最大光度になるタットル彗星を初観測した。
 現在北極星のすぐ近くにあり、赤道儀では導入が少し大変だ。
 今夜は雲が全く無く気温も比較的高めで風もほとんど無いが、残念ながら満月で、カシオペア座のε(3.3等)すら見づらい夜だった。
 核光度は15.4等と測定した。コマもわずかに写っているので、月明かりが無くなるのを待って再度観測すれば全光度も測定できそうだ。
 尾は全く確認できない。

0008P         C2007 11 24.59855 18 56 22.96 +84 52 28.8                      D70
0008P         C2007 11 24.60361 18 56 27.53 +84 52 26.5                      D70
0008P         C2007 11 24.60612 18 56 30.23 +84 52 25.7          15.4 N      D70

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