99P/Kowal 1
2007年05月08日
徐々に暗くなりつつある99P/Kowal 1彗星であるが、これが最後のチャンスと思い写してみた。撮像しながら画像1枚、1枚を丁寧に調べたが写っている様子はなく、ブリンクコンパレータで表示させてもそれらしい移動天体は確認できなかった。しかし、メトカフコンポジット(彗星の移動にあわせて画像を合成する方法)を行うと彗星像が検出できるかもしれないと考えて5枚撮像した。
下の画像はメトカフコンポジットしたものである。見事に中央に淡い彗星像が浮かび上がってきた。光度はなんと17.6等。黄砂で白っぽい空だったのにこんな暗い彗星がよく写ったものである。17等級観測への自信となった。
移動が遅いので位置精測もそれなりの精度で測定できた。
下の画像はメトカフコンポジットしたものである。見事に中央に淡い彗星像が浮かび上がってきた。光度はなんと17.6等。黄砂で白っぽい空だったのにこんな暗い彗星がよく写ったものである。17等級観測への自信となった。
移動が遅いので位置精測もそれなりの精度で測定できた。
0099P C2007 05 08.48769 13 48 45.96 -11 41 43.2 17.6 T D70