C/2004 S1 (Van Ness)
2004年10月16日
軌道計算者から、「ひどく計算しづらい。離心率がかなり大きな双曲線軌道になってしまう」との連絡があった。暗くて写らないだろうとは思ったが、とりあえず撮像してみることにした。
画像を調べても彗星らしい姿はどこにも無いので画面を閉じようとしたが、あきらめきれないので位置を正確に計算し、その付近を丁寧に捜してみた。
え?まさかこれが彗星?
CCDの汚れのようなものが彗星の予報位置にぴったり重なって移動している。測定しようにもどこに頭があるかわからない。尾の方向をステラナビゲータで表示させてみると南東(左下)に向けて長く伸びているので、右上の先端に頭があると考えて測定。しかし、測定するたびに値が異なる。あまりにも淡い上に広く拡散しているので重心計算ができないのだ。よく見るとホットピクセルとダークピクセルがたくさんある。ステライメージでノイズを除去して、再度測定。それでも重心計算ができないが、これ以上の精度は無理ということでこのデータを報告した。
他の観測者も同じような状況なのか残差傾向がひどい。逆に計算者を困らせてしまう結果になるかも。
2時過ぎにも観測したが、少し低空になったことと、土佐市の明かりがかぶって写っていなかった。
レベル調整のみ行なった画像
彗星は北西(右上方向に移動している)
画像を調べても彗星らしい姿はどこにも無いので画面を閉じようとしたが、あきらめきれないので位置を正確に計算し、その付近を丁寧に捜してみた。
え?まさかこれが彗星?
CCDの汚れのようなものが彗星の予報位置にぴったり重なって移動している。測定しようにもどこに頭があるかわからない。尾の方向をステラナビゲータで表示させてみると南東(左下)に向けて長く伸びているので、右上の先端に頭があると考えて測定。しかし、測定するたびに値が異なる。あまりにも淡い上に広く拡散しているので重心計算ができないのだ。よく見るとホットピクセルとダークピクセルがたくさんある。ステライメージでノイズを除去して、再度測定。それでも重心計算ができないが、これ以上の精度は無理ということでこのデータを報告した。
他の観測者も同じような状況なのか残差傾向がひどい。逆に計算者を困らせてしまう結果になるかも。
2時過ぎにも観測したが、少し低空になったことと、土佐市の明かりがかぶって写っていなかった。
レベル調整のみ行なった画像
彗星は北西(右上方向に移動している)
CK04S010 C2004 10 16.55153 22 20 02.98 +23 05 18.3 D70 CK04S010 C2004 10 16.55883 22 19 52.64 +23 05 11.5 16.0 T D70