C/2005 P3 (SWAN)
2005年08月27日
8月26日18時33分、佐藤裕久氏からThe NEO Confirmation Pageに掲載されたばかりの未確認天体を追跡するよう案内のメールが届いた。このメールに気づくのが遅く、至急観測地に走ったが撮像することはできなかった。
その夜1時32分、国際天文学連合小惑星センターから届いたメール(IAUC 8587)で、この天体はSWANの観測画像から佐藤裕久氏が発見し、少し遅れて鈴木雅之氏も独立発見したものであることが伝えられた。
27日は万全の準備で明るいうちから望遠鏡を組み立て撮像に望んだ。雲も無く撮像に成功。ただ、土佐市の明るい街明かりと仁淀川での納涼花火大会の影響で空が明るく画質は悪い。高精度に位置が測定できるか心配であったが、どうにかある程度の精度で測定できた。
その夜2時38分、精度の良さそうな4つの位置データを小惑星センターに報告して一段落。
それからわずか15分後、小惑星センターの軌道計算者である中野主一氏から私が報告したデータを使った最新の軌道が伝えられた。少しだけ貢献できたことが嬉しい。
下の画像は12枚のうちで最も良く写っていたものである。最初見た時、これは精密位置測定は無理かもしれないと感じた。比較星を確保するために上下左右にずらしたので、どの画像も彗星が中央にはいない。
その下の画像は12枚の全ての画像を彗星の移動にあわせて合成したものである。彗星像はかなり明瞭になったが、尾は確認できない。
今後は光度を落としながら、北極星の方向に移動するだろう。
12枚を彗星の移動にあわせてコンポジット
その夜1時32分、国際天文学連合小惑星センターから届いたメール(IAUC 8587)で、この天体はSWANの観測画像から佐藤裕久氏が発見し、少し遅れて鈴木雅之氏も独立発見したものであることが伝えられた。
27日は万全の準備で明るいうちから望遠鏡を組み立て撮像に望んだ。雲も無く撮像に成功。ただ、土佐市の明るい街明かりと仁淀川での納涼花火大会の影響で空が明るく画質は悪い。高精度に位置が測定できるか心配であったが、どうにかある程度の精度で測定できた。
その夜2時38分、精度の良さそうな4つの位置データを小惑星センターに報告して一段落。
それからわずか15分後、小惑星センターの軌道計算者である中野主一氏から私が報告したデータを使った最新の軌道が伝えられた。少しだけ貢献できたことが嬉しい。
下の画像は12枚のうちで最も良く写っていたものである。最初見た時、これは精密位置測定は無理かもしれないと感じた。比較星を確保するために上下左右にずらしたので、どの画像も彗星が中央にはいない。
その下の画像は12枚の全ての画像を彗星の移動にあわせて合成したものである。彗星像はかなり明瞭になったが、尾は確認できない。
今後は光度を落としながら、北極星の方向に移動するだろう。
12枚を彗星の移動にあわせてコンポジット
CK05P030 C2005 08 27.44292 11 33 16.10 +39 40 23.4 D70 CK05P030 C2005 08 27.44903 11 33 15.91 +39 40 39.1 D70 CK05P030 C2005 08 27.45338 11 33 15.85 +39 40 51.5 D70 CK05P030 C2005 08 27.46186 11 33 15.76 +39 41 14.2 14.8 N D70