No.021 <丹波>小金ガ岳・三岳


1992.10.24.Sat.雨のち晴れ

西宮の自宅を 15 時すこし前に出発する。大タワまで 1 時間 10 分。

雲はどんどん減っていき夕方には快晴になった。雨上がりとあって地面が湿っている。捨てシートの上に新調したばかりのテントを張る。湿度が高いらしくてフライがすぐに湿っけてしまった。中は快適である。

枯木を集め、17 時半より焚火開始。よく乾いていて火つきがよい。

スイフト・タットル彗星を捜す。7 x 50 で光芒が見えるが判然とせず。C - 8 は接眼レンズがすっかり湿っていて使い物にならず、14 x 70 で彗星らしい姿を確認できた。結構高々度に見えている。7 等級程度か。M 31 よりずっと貧弱である。

19 時頃よりメシ。サッポロ一番モチ、ネギ、白菜キムチ入り。新しいクッカーは縦長でやや不安定だが丼代わりに小皿なしで食えるのがいい。寒い夜のコーヒーには砂糖、ミルクがあった方がよい。オーロンの上下アンダーとズボン、トレーナーの上にウールシャツ。下半身が冷える。耳も冷たくなってきた。

夜半前に星見人が登ってきたので少し話す。


1992.10.25.Sun.曇りのち晴れ

6 時に目覚しが鳴るのを聴いたが 7 時まで寝ていた。

餅入りラーメン。キムチ抜き。突然便意に襲われ、公衆便所へ急ぐ。だいたいアウトドアでは雲古しないほうなんだが。ここのトイレは清潔で、驚いたことにペーパーまであった。

日本の正しいバイクが沢山登ってくる。何かのイベントらしい。

0825 小金ヶ岳に向けて出発する。樹林の緩斜面をしばらく登り、階段を登り詰めたらあとは岩峰の連続だった。西穂独標から先を彷彿とさせる。
0900 山頂到着 眺めがよい。

0920 下りにかかる。
0955 大タワ着 登り口で 4 ~ 5 才児を連れた家族を見かけた。あの岩峰群は幼児には辛いと思う。

1000 三岳(御嶽)に向けて出発する。大幅の階段が延々と続く。上部にはロープが張ってある。岩こそ少ないがここもなかなか険しい。
1045 三岳到着 展望ヲタクらしい夫婦がいたのでしばらく話す。7 x 50 で六甲連山を発見。結構遠い。

石室の屋根上で柿を食べる。うまい。コーヒーを沸かし、せんべいを食べる。火打岩方面から上がってきた騒がしい中年集団のオババからバチがあたるぞと非難されるが聞こえぬふり。

日差しがまぶしく暑いが陰って風が吹くと寒い。

1145 下山にかかる。

すっかり乾いたテントをたたみ、荷物を片付けて 1350、帰途に就く。


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