| Homepage | Heavens & Optics | Hiking | Ham Radio & Others | Link | Author | Mail |

No.130 <六甲>須磨アルプス

1998.12.06.Sun.晴れ

メンバー:司

先週予定していて急遽西多紀に変更した六甲・最西端を今日歩くことにした。

0530 起床 昨夜咳をしていた司が元気になったので連れていく。

0650 自宅発 梅田で阪急に乗り換え。日曜ダイヤのせいか須磨浦公園行はなく、この時間帯新開地止まりばかり。車窓から六甲や大阪湾を眺めつつ、、、
0835 山陽電鉄・須磨浦公園駅着 源平時代の史跡が残る公園だけあって人出が多い。

0845 発 司がロープウェイに乗りたがるのを振り切って急な階段を交えた道を登り始める。早くも汗が噴き出す。
0910 鉢伏山 遊具や建物(展望台)があるがまだ早いようで閉まっている。
0915 旗振山 ここもハイキングの格好をしていない人が多い。地元の山歩者なのだろう。明石海峡大橋が間近い。
0930 鉄拐山 山歩する人たちと擦れ違いつつよく踏まれた広い尾根を行く。

【尾根道】

0940 高倉山(?) 急な全コンクリート製の階段を下っていく。眼下には高倉団地、進行方向には次に登る栂尾山のこれまたコンクリート階段らしいルートとそこを歩く人が見える。

0955 高倉団地 団地内の公園で少し休憩 高倉山を全部削ってできあがった住宅街。中学・高校生の頃、山陽線の車窓から線路の頭上を横切るベルトコンベアを眺めていたことを思い出す。山を全部削るとはエライことを考えつくもんだ。埋め立ての結果、美しい須磨の海岸線が遠くなり、地元には大いに不評だったらしい。

1000 発 行き先が見えているので迷うこともなく、カラー舗装の上を直進すると須磨離宮付近、走り覚えのある道路頭上を歩道橋で横切り栂尾山への階段に辿り着く。急なコンクリート階段を登ると土の上に出てなぜかほっとした気分。
1015 栂尾山(274m) やはりよく踏まれた広い尾根道を辿る。
1030 横尾山(314m) 一休み おやつを取り出そうとしているとき、司がおっちゃんハイカーから板チョコを遠慮もなく貰っていた。
1040 発 しばらく行くと花崗岩が露出した須磨アルプスに出る。距離の短い下りで、鎖が張ってある。「風化が激しく危険」の看板が数ヶ所に。六甲は住吉川を境に東が脆い花崗岩、西は硬い岩質と聞いていたがここはロックガーデン、蓬莱峡にそっくり。

【須磨アルプス】

下りきると横尾町の住宅街に出るがここを抜けるのに一苦労。次の高取山が見えているのに、住宅街の最外周を反時計回りに巻くように遠回りせねばならない。時折「全山縦走」の看板があるのだが枯草に隠れていたり黒ペンキを塗られていたりして参考にならない。
山の上から見えていた中学校まで「直進せよ」の看板を頼りに行くが、その後の看板が見つからない。高取山を右後ろに見て進み続けるのは不安である。その中学校の北側フェンス沿いに東へ向く通路を発見。道と言うより通路そのものだがそちらに入り込むと中学生とおぼしきグループと擦れ違った。東側も住宅街でそこから通う生徒のための道だろうか。
後続のハイカー集団は私たちを見送ってそのまま北へ向かっていった。
通路を下りきるとお寺が見えた。

1145 妙法寺 境内の陽の当たる風のない場所で昼食(カップ麺) 先ほど中学校横を直進して行ったグループが通過して行き際に近道を尋ねてきた。もう随分くたびれてきた。エアリアにはこの山域が載っていないため「六甲山ハイキング」という本を持参したのだが、その全山縦走プロフィール図によるとおよそ 15 キロ歩いたことになる。このあと高取山へ登り、下って菊水山を越えるのは無理と判断、高取山を終点とすることに決定。

1225 発 ここからも道が分かりにくい。自動車道を横切って東へ直進、見逃しそうな小さい道標を右折、住宅街の路地を歩けば登山口が見つかった。路地に入らず直進して行ったハイカー、あれからどうしただろうか?
高取山西面のルートは緩斜面だが息が切れる。司は元気に先行する。体力はついに同レベルか?やがて荒熊神社が見えてくる。雲の切れ目からの日射しが光のカーテンのよう。海面は日が射すところだけ輝き幻想的。

1310 高取山(328m) 荒熊神社の境内から神戸市街地が一望できる。海を見ながら休憩。司は汗をかかないことを発見。タオルを使っていない。水もほとんど残っている。(@_@) 何故か?

【今日のルートを振り返る】

1340 発 下山にかかるが道が幾つもあってガイドブックを見ても要領を得ない。茶店や神社仏閣を通過していい加減に降りていく。震災の傷跡が残っていた。

【転倒したままの馬の像】

すぐに住宅街に出て驚いた。随分高いところまで家が建っているものだ。あちこちに「登山者は静かに」「境内を登山靴で走るな」などの看板が目立つ。横尾町での黒ペンキ悪戯といいハイカーは随分嫌われている様子。年中行事の全山縦走がよほど鬱陶しいのか。参拝道の紅葉がケバケバしい。

【紅葉】

ガイドにある長田小学校に出た。のんびりと神戸の街を歩き続ける。
1440 長田商店街 壊れたまま基礎だけが残っている建物のコンクリートに腰掛けて缶ジュースを飲む。
1500 高速長田駅 高校卒業以来ほとんど利用していない阪神電車で梅田へ。車窓からの眺めが懐かしくも大きな変化に驚かされる。各所で高架化工事が進んでいる様子。元気な司も知らぬ間に寝込んでいた。

 歩行時間 0500
 休憩時間 0115
 合計時間 0615


| Back |