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No.135 <大峰>大普賢岳

1999.10.24.Sun.快晴
0500 起床 メンバー:つかさ

0615 家族全員で出発 吹田 I.C.、松原 J.C.、福住 I.C. 経由で和佐又へ。
0915 和佐又着 着いてびっくり、車がびっしり並んでいる。整理係みたいなにいちゃんの指示に従って草の上に車を停める。それにしてもここでこんなにも大量の車を見たことがない。ドライバー達は既に大普賢岳へ向けて出発したあとだという。

山に登らない家族のために随分以前バーゲンで買った大型安物テントを張る。確かこれで六甲テント泊を初めてやったのだ。予想に反して暖かく日射しもあり、ヨメハンは銀マットを外へ出して草の上で使うことにしたようだ。山靴に履き替えるのが面倒になり、これまた 7 年ほど前に買ったビブラム底のすり減った運動靴(現在お蔵入り中)、天気もいいしたまたま履いてきたこの靴のまま登ることにした。

【テント】

0920 和佐又発 草原の南側から登り出す。5 分で暑さに耐えきれず父子ともどもカッターを脱ぐ。通称「見返り広場」近くに「聖歌ナントカ建設中」の看板あり。石が綺麗に積んである。

黙々と歩く。前回まではうるさかったつかさも大きくなって無駄口を叩かず文句を言う回数も減った。終始つかさを先頭にし、ステップや危険個所を注意しつつ登る。香芝中学が集団登山をやったらしくあちこちに目印がある。こういう目印は最後に下山する係りの者が撤収しつつ歩くべきものだが。

【香芝中学校集団登山】

1010 笙の窟 通過。チラホラと赤い葉が見えるが紅葉とはほど遠い。やや道が険しくなって日本岳のコルへ出る頃つかさが腹減ったという。チビ達朝が小食のためだろう。石の鼻は近いのでキャラメルを食べるよう指示する。
1030 石の鼻 一休み。天気はいいが霞んでいて南は釈迦岳まで見える程度。日射しがきつい。ザックに付けた温度計は直射日光を受けたため 40℃を指している。

1035 発 この先危険個所が増えるので口頭注意も増える。近頃少しはものの分かってきた(?)つかさは注意があるたびに谷をのぞき込んでふむふむなんぞと分かったような顔をしている。
小普賢岳の肩を通過していよいよ最危険個所にさしかかる頃びっくり。幼稚園児二人を連れた親子を発見。オヤジさんが達者なのだろうがロープ無しとは危ないでっせ。
1055 お地蔵様 以前よりずっと安定しており相変わらず賽銭を貰っていることは喜ばしい限り。あの夜焚き火のために切られた木の切り株に付着した苔が年月を感じさせる。線香をあげる。

【お地蔵様 と 切り株】

1100 発 この上しばらく右に地獄谷を見て歩くトラバースが最も危ない箇所である。今回つかさはロープ無しだがオヤジの言いつけを理解しているようで慎重そのもの。
1120 大普賢岳 つかさのペースで歩いていたらなんとまあ二時間で登り切ってしまった。私自身も三週連続とあって少しは脚に「筋肉」が戻りつつあるのか。
心配していたとおりハイカーでごった返しておりちょうど休憩を終えたパーティの居たところに陣取りさてお楽しみカップラーメンである。ここで初めて水気を摂る。ラーメンとオニギリで腹を膨らせすぎた感あり。

【山頂の雑踏】

【昼食】

ツバメがたくさん飛んでいる。そろそろ南へ帰る時季だろう。高空を飛ぶ航空機も海抜 2000 メートル近いこの場所からは大きく見える。
紅葉は相変わらず貧弱。

「ナントカ隊登頂記念」などというゴミに過ぎぬ看板が多すぎる!片端から持ち帰り捨ててしまいたい気分だがザックに収まらないようなたいそうなものまであって閉口する。

ヨメハンと交信を試みるが応答がない。後で聞けば電池切れだった模様。
携帯電話を取り出してみてまたびっくり。「圏外」の表示が出ている。やはりデジタルは山では心許ない。矢筈ヶ山ではバーが三本立ったが、、、

1220 発 随分のんびりしてしまった。腹がダボダボで苦しいが下り始める。今度は私が先行して足場など見ておくようつかさに指示する。リンドウを見つけ「お、リンドウや」とデジカメを取り出すときに見事転倒。シャレにならぬ。

【リンドウ】

1255 石の鼻 つかさがキャラメル・最後の一つを口に入れるのを待ち出発。
1310 笙の窟 今日の「最大びっくり」。水場に水が一滴もない。大勢のハイカーが登り際に汲んでいったか雨がながらく降らなかったのか。いずれにしても初めて見る異変であった。

1320 発 ブナの木を見ながらやや早足で下る。下に家族を残しているとあまりのんびりできなくてよくないなあ。
1400 和佐又着 自販機で冷たい飲料を仕入れしばし寝っ転がって一休み。おみやげを買って帰途に就く。西名阪の渋滞、なんとかならんかなあ。

歩行時間 0330
休憩時間 0110
合計時間 0440


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