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<2000年10月のひとりごと>



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2000年10月31日(火曜日) 曇り後雨 万歩計:歩
 最近パソコン教室を始めました。教室といっても私の本宅に来てもらったり、私が訪問したりして個人指導をしているわけです。もともとは、子供のころから知っている同じ集落の人と話をしているときに「パソコンって簡単ですよ。教えましょうか?」って言ったのが始まりだったのですが、最初に教えた人がその友達を連れてきて2人に同時に教えるようになりました。そして、2人目の人が、「友達もパソコンを覚えたいので教えてほしいと言ってるのですが.....。」という話になり、今日3人目の人のお宅にお邪魔し、3時間近く説明してきました。1人~2人程度の個別指導なので教えやすいし、完全に理解してもらえます。一週間に一回程度。一回の説明時間を2時間程度としていますが、初めてパソコンを触る人でも3回程度でパソコンを触る喜びを感じるようになります。
 入門者に説明するときに心がけていることは、「パソコンってむちゃくちゃ楽しいんですよ!」ということを伝えるようにしています。最初はマウスの練習をするわけですが、ペイントブラシなどのお絵かきソフトで画面を塗りたくってみるとかして遊びから入っています。最初は思うようにマウスが動かないのですが、画面にわけのわからない絵柄が描けてしまって爆笑になったり、マインスイーパーっていうWindowsに標準添付されているゲームをやりながらマウスの練習をしたりと、楽しい雰囲気でやっています。
 今日説明した3人目の女性も「友達がパソコンを教えてほしいって言ってるんですけど良いですか?」って言われました。次回は4人目の人も加わってのパソコン教室になりそうです。
 現在、友達の友達を紹介され、さらにその友達が友達を紹介するという形で輪が広がりつつあります。毎週一回で、一回に2人に説明するとすれば12人までは教えられますね。それに2~4ヶ月で一人で使えるようになって卒業する人もでてきますから、それを考慮するとかなりたくさんの人と知り合うことができます。
 私が天体観測を熱心にやっていて天体関係のホームページも作っていることを話すと皆さん大変興味を持ってくれるので、そのうちパソコンの門下生を集めて天体観測会でも開こうかと思います。
 パソコンと天文の普及に貢献している私でした。

2000年10月30日(月曜日) 晴れ時々曇り 万歩計:歩
 車が壊れてしまいました。朝、車のキーを回しても反応なし。キュルキュルとも言いません。デジタル時計も温度計も表示されず完全に死んでいました。
 結果、発電機(ダイナモ)が壊れていたとのこと。修理代金72000円也。一ヶ月ほど前にクラッチとシフトレバーを修理して45000円の修理代金を使ったばかりなのに.....。
 ああ、冷却CCDがまた遠のきました。

2000年10月29日(日曜日) 曇り 万歩計:歩
 今日は仁淀村(高知県)の星ヶ窪というところに行ってみました。この前、関勉さんのHPを更新するときに”星ヶ窪”という場所を知り早いうちに行ってみようと思っていたのですが、今日突然行ってしまいました。仁淀村まで行けば観光標識がたくさんあるので迷うことはありませんでした。ただ、夕方出発して山道に入るころにはすっか暗くなっていたので、果たしてこの道で良いんだろうかと何度か不安にはなりましたが、無事たどりつきました。頂上は開けていて見晴しは良いです。西の方(?)の空が少し明るかったのですが、松山方面の明かりなのでしょうか?頂上はキャンプ場になっていて公衆トイレもあります。
 雲が出ていたので30分くらい粘ってみましたが、晴れる様子はありません。仕方なく星を見ることなく帰りましたが、高知市のほうへずいぶん帰った頃に晴れてきて美しい星空が見えてきました。やはり山間部は曇りやすいですね。
 ちなみに、行きは標識にしたがったのですが「軽自動車で良かったなあ」とか「こんな道通れるの?」っていう場所も何ヶ所かありました。帰りは標識とは違う道を通ってみたのですが、そちらの方が道路も綺麗に舗装されていて道幅も広く、私の3ナンバーの車でも上れそうです。高知市からは1時間30分くらいで着いた様に思います。

2000年10月23日(月曜日) 小雨 万歩計:歩
 マクノート・ハートレイ彗星C/1999 T1(McNaught-Hartley)が近づいてきました。海外の観測では、現在9等級(200mm望遠レンズで写る程度)まで明るくなっているようです。しかし、日本からは明け方の空で、なおかつ南の非常に低い位置にあるので観測は困難です。今後どんどん北上して来るので観測の好期がやってきます。
 下に現在の彗星の位置と最も明るく見られる頃の位置を示します。彗星は太陽系の南から近づき、ほぼ垂直に太陽系を串刺しするように北上します。太陽系のほぼ真横から見た図です。

[マクノート・ハートレイ彗星の軌道図]

 OAA(東亜天文学会)彗星課報告<2000年10月19日号>では、12月下旬には7.1等まで明るくなると予報しています。7.1等という明るさは、私が使っている初心者向けの望遠鏡(2000mm F10シュミットカセグレン望遠鏡)でも、ちゃんとしっぽまで見ることができる程度の明るさです。ただし、小さくまとまっていれば良くわかりますが、大きくなって拡散すると同じ7.1等でもどこにあるのかわかりません(彗星は核に向かって緩やかに明るくなっているので認識しづらいのです)。

2000年10月20日(金曜日) 小雨 万歩計:歩
 今夜と明日の夜はオリオン座流星群の極大日と予想されています。深夜から明け方にかけてオリオン座方向からいつもより多くの流れ星が見られると予想されています。[ハレー彗星の軌道図]高知県地方は朝から小雨模様で今夜の天気も期待できません。
 ところで、なぜ今日たくさんの流星が流れるのかご存知ですか。じつは有名なハレー彗星は地球の軌道の近くをたくさんのゴミを撒き散らしながら移動していったのですが、このゴミの中に地球が突入するからなんです。ゴミが大気圏に突入すると大気との摩擦などにより明るく発光するので、これが流れ星として見られるわけです。上にハレー彗星の軌道図を掲載します。赤い線がハレー彗星の通った軌道です。その周囲にたくさんのゴミが撒き散らされています。地球などの惑星の位置は10月20日のものです。地球がゴミの中に入ろうとしている様子がわかりますね。
 ゴミの大きさは直径が1mm~2mm程度の小さなものなので地球に衝突する前に燃え尽きてしまうので衝突することはありません。

2000年10月18日(水曜日) 曇り後晴れ 万歩計:歩
 私のHPからもリンクさせていただいている榎本司さんのホームページ「星空GALLERY」を見ていたら、トップページの中央に『「子供の科学」連載 めざせプログラマー』っていうバナーがありました。ほーっ、最近の義務教育ではコンピュータのことも教えだしたらしいからプログラミングに興味のある子供も多くなったんだろうな。良いことだ。なんてニコニコしていました。ところが、HPを見ているうちに、この連載ではMicrosoft Visual C++ でプログラムを作成しようとしていることがわかりました。大変な驚きです。Microsoft Visual C++ という開発言語(支援システム)は非常に高機能なシステムを開発するときに使用する言語で、普通の業務システムの開発には用いることがありません。通常使うのはWindowsのようなオペレーティングシステムを開発したり、天文ソフトを開発したり、起動計算のような非常に高速に処理しなければならないシステムの開発に用いられるわけです。職業プログラマーでもVisual C++を使いこなせる人はごく一部の人たちに限定されているのが現状です(クラスやインスタンス、多重継承、などというオブジェクト指向の概念が理解できない人が多い)。つまり既成概念が邪魔するわけです。小学校から高校卒業までユークリッド幾何学を学ぶわけですが、大学の数学科でいきなり位相幾何学にぶつかって悩んでしまうのに似ています。いきなり出てきた新しい概念に戸惑い投げ出してしまうのです。
 しかし、子供のころからオブジェクト指向の考え方になじんでおくことは大切なことだと思います。子供のやわらかい頭だったらすぐに理解できるでしょう。
 とにかくこの本に興味があったので急いで本屋に行ってみました。主に中学生を対象にかかれているようです。電波天文学や天体観測に関するページも多く天文雑誌に堂々と掲載されている内容が言葉をやわらかくしただけでそのまま掲載されている感じで、結構面白いです(私の頭が中学生並なのか?)。
 いまどきの中学生はこんな高度な本を読んでいるのかと非常に驚きました。
 私が主に開発しているシステムはデータベースが主です。Visual C++を使うときはDLLを開発する時と、自宅で「すごく怪しいプログラム」を作るときくらいしか使わないのですが、これをきっかけにもうちょっと極めないといけないなあと感じました。だって、将来近所の子供たちが「おじさん、プログラマーなんでしょ。クラス変数とインスタンス変数の違いについて教えてよ。」っていわれて困るようではねえ。ところでポリモーフィズムってなんだっけ? 

2000年10月17日(火曜日) 曇り 万歩計:歩
 若田光一さんが乗っているスペースシャトルディスカバリーが国際宇宙ステーションとドッキングしている姿が日本の天文台によって撮影されていますね。撮影したのは北海道の銀河の森天文台(りくべつ宇宙地球科学館)の115cm望遠鏡と、富山市天文台の115cm望遠鏡です。結構速い速度で移動するのでどんな技を使って追尾しているのかと疑問に思っていたのですが、望遠鏡には人口衛星の軌道を計算して自動追尾する機能が備わっているようです。両天文台の望遠鏡はコントラベス社(アメリカ)のナスミス式反射望遠鏡。天体雑誌などで取り上げられていたので外見を見れば「ああ!あの望遠鏡か....。」って思い出す人も多いでしょう。人口衛星を自動追尾できる望遠鏡は日本にはこの2基だけだそうです。今後もたくさんの人口天体の画像が公表されそうなので楽しみです。

2000年10月16日(月曜日) 晴れ 万歩計:歩
 若田光一さんが乗っているスペースシャトルディスカバリーを肉眼で見ようと思っているのですが、このところの高知県は夜になると曇ってしまいます。昼間は結構晴れているのですが.....。

2000年10月12日(木曜日) 晴れ 万歩計:歩
 若田光一さんが10月12日 午前8時17分(日本時間)、ついにSTS-92(スペースシャトルディスカバリー)で宇宙に飛び立ちました。今回の目的はすでに地球の周りをぐるぐる回っている国際宇宙ステーション(ISS)とドッキングしていろいろな作業を行うことです。
 この国際宇宙ステーションやスペースシャトルが肉眼で見られることをご存知ですか?夜空を見ると小さな光の点が結構速い速度で移動する様子が見られます。
 倉敷科学センターのHPの中にシャトルの軌道を計算しようというページがあるのですが、ここではディスカバリーを見ることができる位置と時間を調べることができます。またページの下のほうでは国際宇宙ステーションのグランドトラッキングをリアルタイムで見ることができます(NASAの管制室で良く見かけるやつです)。今回のディスカバリーは国際宇宙ステーションとドッキングして飛行するので、この位置にディスカバリーもいるわけです。
 でも今日はディスカバリーの打ち上げが成功したことによりアクセスが集中している模様で、背景画像が表示されなかったり、タイムアウトしたりしで、なかなか表示されなくてちょっとイライラします。こんなところで宣伝するとよけいにアクセスが集中しますね。このホームページは倉敷市のサーバーにあるので、他の倉敷市関係のページもタイムアウトしています。今ごろサーバーの管理者は顔色が悪くなっていると思います(笑)。もっともっとアクセスしてあげましょう(爆)。っとここまで書いたところで全然どのページにもアクセスできなくなってしまいました。ついにダウンしたか......。
 ご愁傷様です。 

2000年10月11日(水曜日) 晴れ 万歩計:歩
 今日はハワイのマウナケア山頂上にある”すばる天文台”のホームページを紹介します。鏡の直径が8.3mもある世界最大の望遠鏡です。日本は長い間アメリカやヨーロッパの天体観測施設に比べて大きく遅れをとっていて、天文関係者は悔しい思いをしてきました。しかし、ついに世界最高の設備が、しかも最高の観測地に完成しました。膨大な税金をかけて建設したのですから最大限活用してほしいと思います。
 すばる天文台のホームページは当初英語版しかなくて、英語が苦手な私はがっかりしていました。その後「日本人の多額の税金で建設したのにどうして日本人にその成果を還元してくれないんだ」などという意見が天文関係のHPに掲載されているのを見たことがあります。
 しかし、すぐに日本語のページは作成されました。すばる望遠鏡で撮像された画像はこのHPで見ることができます。まるでハッブル宇宙望遠鏡で撮像されたような画像(ハッブル宇宙望遠鏡よりも分解能力は高い)を何枚か見ることができます。ただ、もう少したくさん画像や解説を掲載してほしいと思います。更新頻度もあまり多くないし.......。もっともっと情報を公開してほしいと思います。

2000年10月10日(火曜日) 晴れ 万歩計:歩
 北極星の大きさが最新鋭の観測設備により測定されました。なんと太陽の46倍の大きさです。ちなみに、太陽は地球の109倍の大きさの高エネルギーの塊です。ってことは、北極星は地球の5014倍の大きさということです。そして白色に輝いているので太陽よりさらに高温のエネルギーの塊です。想像してみてください。地球の5000倍の大きさで太陽よりはるかに高温のエネルギー体が地球から400光年の位置にぽっかり浮かんでいるのです。われわれが観測できる宇宙の範囲から考えるとすぐ隣と思ってよいでしょう。
 このような星が無数に集まって我々の銀河系ができています。そして無数の銀河系が集まって宇宙ができています。
 ほんの少しの宇宙の知識を持って星や星団、星雲、銀河を眺めると、気が遠くなるような宇宙の広さを感じます。
 そして、地球以外にも生命体のいる星が無数にあるような気がしてくるのは私だけでしょうか。

2000年10月9日(月曜日) 晴れ 万歩計:歩
 昨日の「日本産アリ類カラー画像データベース」をブックマークに登録していたのでまた見てみました。
 見れば見るほど「いったい誰がここまで研究したのだろう」と思うと同時に、「何の価値があってここまで一生懸命研究するんだろう」とも思いました。
 私が今夢中になっている天体観測や彗星・小惑星の観測なども部外者から見ると「ずいぶん暇なやつがいるんだなあ」と思われるに違いありません。小惑星なんか、ただの石や金属の塊です。それが太陽系をぐるぐるまわっていて、何億個あるかわからないのに一つ一つ発見しては軌道まで計算しているのですから。部外者には一見無意味な研究(研究費)と感じることも、実は重要な意味があるのです。
 一見無意味な研究といえば、日本のある大手総合電機メーカーの中央研究所で”線虫”のDNA解析と神経細胞の伝達に関する研究が完了しています。線虫は障害物にぶつかるとそれを避けて進み、食物を発見するとそれを食べます。そして、いくつかの単純な行動をします。顕微鏡で観測していると、細胞の数は非常に少ないにもかかわらず、まるで魂を持っているかのように行動するわけです。そこで研究者たちは細胞の数やDNAが単純なこの線虫を使って行動の原理を研究してみようと思ったようです。研究結果を簡単に読んでみると、”魂”なんか存在しないと思われるのです。すべては複雑な連鎖反応の繰り返しがあのような生き物としての行動に現れていることがわかったのです。
 私は、人間も実は魂なんかなくて機械的な連鎖反応と学習(物質の蓄積・接続)によってのみ行動していると考えています。おそらくこの考えは正しいでしょう。でも、どうしてもわからないことがひとつだけあります。それは”自分という意識の存在”です。なぜ自分がいるのだろう。
 ちょっと宗教的な方向へ話が進むかもしれないので今日はこの辺で......。

2000年10月8日(日曜日) 雨 万歩計:歩
 今日は画像処理について調べるためにgooを使って関連サイトを渡り歩いていたのですが、その途中で画像処理とはまったく関係がないのですが、すごいサイトを発見しました。
 「日本産アリ類カラー画像データベース」です(笑)。
とにかくすごいんです。上のリンクをクリックしてみてください。
次に、”日本産アリ類の分類”をクリックして、”日本のアリ”をクリックします。すると260種類以上のアリの名前が出てきて、名前をクリックすると上部、側面、頭部から写したアリの写真と詳細な解説まで掲載されています。誰が研究したのか染色体の数まで判明しています。私は日本にアリが260種類もいるなんて知りませんでしたねえ。その他いろいろなページがあるのですが、「良くぞここまで調べましたね」が実感です。おそらく日本のアリ愛好家なら知らない人がいないほどの有名サイトなのでしょう。
 ここまで見せ付けられたら、私もアリの研究をやってみたくなりました。



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