2002年2月28日(木曜日) 小雨時々曇り 2002年2月27日(水曜日) 曇り時々雨 2002年2月24日(日曜日) 晴れ 2002年2月23日(土曜日) 晴れ 2002年2月22日(金曜日) 晴れ 【おっ、結構使えるぞ!】 2、3日前に関勉さんが芸西天文台の60cm反射鏡(f2300mm)で撮影したV838Mon(いっかくじゅう座の新星)の写真が手元にあったので、開発中の画像解析(精測)ソフトを使って位置測定してみました。 中央の明るい星がV838Monなので、その周囲の4つの恒星を選んでその位置を手入力。そして、測定したい星の中心を思われる部分をクリックして[+]マークをつけました。[表示(D)]ボタンを願いを込めてクリック!あれ?赤緯がぜんぜん違う。もしかして、赤緯がマイナス座標の場合うまく計算できてないのでは....。そのとおり。赤緯を文字列から浮動小数点(double)に変換するときのミスでした。 気を取り直して、今度こそとクリック! ニンマリ。ニコニコ。でれーーーっ。がはははは......。 もう...、隠しようのない笑顔。 そこに表示された位置は(USNO A2.0使用)。 07h04m04.84s -3o50m51.62s(1回目) 07h04m04.80s -3o50m50.87s(2回目) 07h04m04.75s -3o50m50.13s(3回目) ちなみに、関さんが精測した位置は 07h04m04.83s -3o50m50.6 s USNO A2.0カタログでは 07h04m04.84s -3o50m51.11s うーーん、なかなか良い感じです。 ついでにUSNO A2.0カタログの全恒星データを画面にプロットしてみました。赤い○がそれですが、V838Monの広がった光の中にも2つの恒星(R光度で13.3等と14.7等)があるんですね。周辺になるとずれているのがわかります。現在は4つの恒星だけを使ってプレート定数を求めていますが、今後周辺の恒星も使っていくつかのプレート定数を計算し、全体的に妥当なプレート定数を求めるよう改善する予定です。 下の画面をクリックすると実寸大で表示されます。興味のある方はどうぞ。 |
クリックすると実寸大で表示されます 開発中の画像解析(精測)ソフトの画面 |
2002年2月14日(木曜日) 晴れ 【初の彗星発見か!???】 いっかくじゅう座付近を写した写真に、「小惑星でも写ってないかなー」と舐めるように眼視スキャンしていたらボーっとした彗星状天体が写っているではありませんか!! ついに彗星発見です!!池谷さんに次ぐ今年2人目の日本人による明るい彗星です。まずは、位置を測定しなければなりません。ステラナビゲータを起動して周辺から徐々に対象天体周辺をたどっていきます。砂のような凄い数の星をたどりながらついに到達しました。 そこにあったものは、『ハッブル変光星雲』! 納得です。 200mm望遠レンズでもハッブル変光星雲がそれなりに写るのですね。下の写真は200mm望遠レンズによるおそらく世界初のインターネットに公表されたハッブル変光星雲です(恥ずかしくって、だれも公表しないだけだという声が......)。1mm四方を4800DPIの高性能スキャナーで取り込んだものです。ハーーッ、小さい........。 |
2002年2月13日(水曜日) 晴れ 【初の超新星撮影成功か!?】 下の写真はうお座のM74にある超新星 SN2002ap です(???)。 12等級の報告が毎日のように送られてくるので、透明度が良かったら写るかもしれないと思い、いつもの200mm望遠レンズで撮影してみました。ナマ写真を見るとレンズに着いたカビのように見えますが、それがM74(中央の白いぼーっとしたもの)でした。どんなに眺めても周囲に恒星像はまったく見えないのですが、強烈に画像処理するといくつかの恒星像が浮かび上がってきました。矢印の先にある明るい固まりが超新星だと思うのですが....。ただのノイズの可能性もあります。まあ、いずれにしても200mm望遠レンズでは超新星の観測は無理ということですね。 |
2002年2月11日(月曜日) 晴れ 2002年2月9日(土曜日) 晴れ 2002年2月8日(金曜日) 晴れ 2002年2月7日(木曜日) 晴れ 2002年2月4日(月曜日) 晴れ 2002年2月1日(金曜日) 晴れ |
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