2002年3月31日(日曜日) 晴れ 【桜は元気でした】 日ごろの運動不足を補うためにただひたすら歩き回りました。場所は高知市より東北方向の山間部にある馬路村です。高知のど田舎の村なので何もないのが普通なのですが、ここの人たちは異常に活気があります。下のような蒸気機関車に観光客を乗せて走ったり、アスレチック施設を作ったり、名産の”ゆず”を材料に『ごっくん馬路村』っていう清涼飲料を開発し売りまくったりしています。この蒸気機関車はその昔森林鉄道(材木の運搬や作業員の運送などに使っていた)があったのでそれを記念して2/3縮小モデルを作ったもののようです。1周300mを2周走るのですが、サスペンションが皆無なのでガタガタゴトゴトと振動が強くちょっとスリルがあります。 馬路村農協が製造販売している『ごっくん馬路村』っていう清涼飲料は、ゆずとはちみつを原料に作った飲み物で、初めて飲んだのですがたいへん美味しかったです。 |
2002年3月29日(金曜日) 雨 【強い雨で桜が散りそうです】 久しぶりに朝から風を伴った強い雨が降りました。四国の平地ではピークになっていた桜が散りそうです。 下の画像は一昨日愛媛県に桜を見に行ったときの1枚です。高知県から四国山地を越えて愛媛県西条市に下ると、国道11号線に合流する直前にこのような桜の名所を発見しました。たくさんの露店が出ていたのですぐに名所だとわかりました。たしか武丈公園というのでしたか?特に目的地があったわけじゃなくて適当に車で走り回ろうと思っていたら発見したのでよく名前は覚えていません。川の手前にも同じようにみごとな桜を植えているのですが、こちらは露店は出てなくて静かに楽しみたい人たちがお弁当をひろげたり写真を撮っていました。 こんな見事な場所にめぐり会えるとは思ってなかったのでお弁当もお酒も持ってきていません。しかたないので(本当は計画的に)近くにあるアサヒビールの工場の隣にあるAsahiビール園に行ってジンギスカン料理と搾りたてのアサヒ黒生をグビグビ飲んできました。これはむちゃくちゃ美味しかったです!! 桜よりもビールの方に感激したと言う説もあります。え?飲酒運転で走り回っていたのかって?ちゃんと運転してくれる人はいましたよ。 |
2002年3月28日(木曜日) 晴れ 【げっ、もう一週間も経ってる......。】 毎日更新する予定のこのページも最近は一週間に一度になってしまった......(ぼそっ)。 宇都宮章吾さんが彗星を発見して7日ほど経過しますが天気が悪くて見ることができません。でも今朝は雲は多いものの大気中のごみなどが洗い落とされたのか透明度の高い青空でした。青というより紺色に近く、真っ白な雲とのコントラストが美しい朝の空でした。天気は回復の様子を見せていますが、まもなく満月です。さらに今後一週間は観測の成果が上がりそうにありません。 ってことで、過去の画像を掲載します。土星食の日に写した月面のクレータです。望遠鏡の接眼レンズにデジカメを手持ちで接近させて撮影したのですが、結構きれいに写ってくれました。 |
月とクレータ 2002年3月20日 19時50分頃 20cm f10 シュミットカセグレン OLYMPUS C-960 ZOOMでコリメート撮影 |
2002年3月21日(木曜日) 雨のち曇り 【昨夜は土星食だった】 昨夜、彗星の観測後、ついでに月をデジカメで撮影してみようと思い、ガイドスコープを覗きながら望遠鏡を月に向けました。あれ、細い月から光の雫がたれているようです。何だろう??と思いながら主鏡を覗くとそれは月にぴったりくっつくようにしている土星でした。そうです思い出しました。今日は土星食の日でした。高知県では食にならないのであまり気にとめていませんでした。それにしても美しいです。大気が大変安定していて、月面も鮮明に見え、土星はカッシーニ空隙もかなり鮮明に見えていました。手を伸ばせば届きそうな感じがします。この美しさはどんなハイテク機材を用いても到底収める事はできないでしょうね。 眼視観測した人のみが得られる感動を得て大満足で帰ってきたのでした。 |
土星と月 2002年3月20日 19時40分頃 20cm f10 シュミットカセグレン OLYMPUS C-960 ZOOMでコリメート撮影 |
2002年3月20日(水曜日) 晴れ 2002年3月18日(月曜日) 晴れ 【Windowsのプログラミングは大変だ】 このところ『ひとりごと』のコーナーを更新する元気がありませんでした。その原因は作成中の画像解析(位置精測)ソフトに120%パワーを注いでいたからです。べつに、たいした機能を作りこんでいたわけじゃないんです。天体画像を拡大/縮小表示するだけの機能を持たせようとしていたのですが、すっごい落とし穴というか、ブラックボックスがあったのです。いったん100%のサイズで表示した画像を拡大/縮小表示する場合は、画像情報を管理するメモリエリアを新しい大きさで再作成したあと、物理画面に割り当てて、実際の画像データを送り出すのですが、表示される画像の範囲が真っ黒になったのです。どの部分が影響しているのかがわかるまでに16時間ほど格闘しました。対策を考えるまでにさらに6時間ほどかかったでしょうか。もう、気が遠くなりそうでした。 原因はディスクから読み込んだ画像の原本(ビットマップリソース)はWindowsが管理しているのですが、物理画面やメモリデバイスに再割り当てまたは割り当て解除するとビットマップリソースのアドレスまたは内容が変化することでした。ここまで調べるのにデバッガーをつかって解析しまくりました。 対策として、再割り当てする直前にビットマップリソースの情報を再度収集してから処理するようにしたらみごと拡大/縮小画面が表示されるようになりました。これはそういう仕様なのでしょうか。それだったらちゃんと仕様書や解説書に書いておいてほしいです! こんな複雑で気難しいWindowsやVisual C++ and MFC(Microsoft Foundation Class Library)でプログラムを書く天文学者達(おそらく他の分野の研究者達も)がいないのが良く理解できます。 下の画面はその苦闘の成果です(涙)。 |
2002年3月7日(木曜日) 晴れ 2002年3月6日(水曜日) 晴れ+強風 【肉眼で見えてきました。何か悪いことが........?】 最近星が見られない天気が続いていますが、ついに今日は一日中雨が降りました。でも花粉が飛ばないので大変快適です。 池谷さんが発見した彗星C/2002 C1(Ikeya-Zhang)が大昔の書物に記録されている彗星と同一のものではないかという記事を2月27日に書きましたが、もしかしたらさらに1273年頃や451年頃の書物にも記録があるかもしれません。 なぜこんなに古い時代に彗星の記録が残っていると思いますか。 当時天文学が流行っていたわけじゃないんです。『めったに起こらない天文現象は不吉の前兆』と信じられていたのです。そして占い師の予言によって政治方針が決定することもあったほどです。ですから、彗星が現れるなどということは天変地異や国家元首が倒れるなどの前触れとして、詳細に記録に残したわけです。 |
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