1999年3月31日(水曜日) 晴れ 万歩計:5111歩
関さんのHPの「月刊天体写真ギャラリー4月号」を作成中です。それにしても、60cm反射望遠鏡で撮影した写真は美しいです。また、りょうけん座の子持ち星雲M51は2000mmで撮影しても写真の中央に小さくしか写っていません。それだけ遠くにあるということなのでしょう。しかし、小さいながらも非常に鮮明です。周囲にある銀河系内の星も鮮明に写っていて、大気の存在を感じさせないすばらしい写真です。ただ、この美しさをHPで表現するためには、画面6枚分の大きな画像にしないと不可能だと思いますので、それは諦めました。ですから、中央に小さく写っているM51だけを大きくクローズアップして、少しだけ画像処理し掲載しました。オメガ星団とM13は原画の雰囲気が出せたと思います。
私はまだオメガ星団とヘルクレス座M13は撮影したことがありませんので、天気が回復したら自分でも撮影してみようと思います。オメガ星団くらい大きいと、200mmの望遠レンズでも結構球状星団らしく写るような気がします。もし風が吹かなかったら、ひさしぶりに2000mmの直焦点撮影でもしてみましょうか。「無謀な挑戦シリーズ」も久しく更新していないし。ウッシッシッシ.....。
1999年3月30日(火曜日) 雨 万歩計:4473歩
関さんのHP(と多分私のHPも)がMicrosoft Internet Explorer Version 3.02(以下IE3.02)で文字が読めないほどレイアウトが乱れる不具合を修正すべく、朝6時に起きてせっせとIE3.02をインストールした。Windows95,98ってデスクトップの制御をExplorerがやっているので不便だ。OSのデスクトップ制御部とインターネット用ブラウザーを合体することを止めてほしい。せっかく快適な環境を構築していたのに。IE3.02にバージョンダウンさせてしまったので、元祖Windows95のデスクトップ画面に戻ってしまった。ああ不便でしかたない!!旧世代ブラウザーの動作確認用にもう一台オンボロコンピュータがほしくなってきた。
それはともかく、IE3.02を入手したことですぐに不具合の原因が判明してしまった。やはりカスケーディングスタイルシート(CSS)の仕様を完全に無視した設計になっている。または、当時は仕様が明確でなかったのか。
行間が詰まって文字が読めなくなる原因はすぐにわかった。複数行に渡る文字を読みやすくするために、行間隔をフォントサイズの1.7倍にすることで、行と行の間に十分なスペースが入るように制御しているのだが、その記述の解釈が現在の仕様とことなっていることが原因だった。
行間を1.7倍にするには下記のようにスタイルシートに記述する。
.clsLongText{font-size : 10pt;line-height : 1.7;}
このとき、1.7と記述すると現在の仕様では1.7倍のことであるが、当時は解釈があいまいだったのかもしれない。またはMicrosoftが特に考えもせず、作ってしまったかのどちらかだろう。
単に1.7だから、1.7ポイントと解釈しているような表示である。
対策として、170%と指定することにした。これなら%という単位がついているので誤解がなかったようだ。
.clsLongText{font-size : 10pt;line-height : 170%;}
これで、全てのページは正しく表示された。(やれやれ。)
ところがである。上記のように行間隔を制御した文中に、画像がインラインされている場合、画像が文字の手前に重なって表示されるのである。(えーーい!世話のやける!!)。Microsoftは派手な機能ばかり追加して宣伝するのに、こんな基礎的な機能すらまともに提供できていなかったのだ!でも、当時仕様が明確でなかったなどの理由でMicrosoft
Wordのレイアウト仕様でとりあえず作ってしまったのだろうか?最新版のIE4.0では解決されているし、過去のことだからまあいいか。
そんなことより、この対策は面倒である。特に、画像の右か左に文字が回りこんでいる場合は対策の方法がまだ見つかっていないのだ。回り込みを使ったレイアウトにすると雑誌や新聞のような雰囲気にできるので最近多用しているのだが.....。行間隔を制御する{line-height:170%;}っていう定義を削除すればちゃんと表示されるのだが、それをやりたくってスタイルシートを使っているのだから問題の解決にはならない。
Netscape Navigaterの場合も同様に乱れるのだが、こちらのほうは画像を罫線枠に入れることで解決できた。
せっかく考えたデザインなのに、IE3.02のために作り直さないといけないのかなあ。
ちなみに、IE3.02を利用している人は、私のページのお客様の内、5%~10%もいる(GigaHitを使って調査)。これは無視できない数なのでなんとか解決しなければならない。
1999年3月29日(月曜日) 晴れ 万歩計:4902
宵のうちは月があるので、明け方コースでおとめ座付近を撮影しようと思って早く眠ったのですが、起きたらなんと6時で明るくなっていました。大失敗。
今夜は快曇で、天体撮影は不可能です。だいぶん気合が入ってきたところなのに.....。
関勉さんから3月15日のリニア彗星北極点接近のカラー写真が突然届きました。ほう、カラー写真まで撮影されていたんですね。では早速芸西天文台通信の3月16日号の白黒写真と差し替えることにしましょう。でも、白黒の写真も良くできてるんだけどなあ。
1999年3月28日(日曜日) 晴れ 万歩計:720歩
今日、高知市に在住のアマチュア天文家の方からメールを頂きました。天文ガイド誌の私の愛機のコーナーに望遠鏡の自作の記事を掲載されていた方かもしれないと思い、返信したところ、その方でした。高知県で望遠鏡の自作までしている人がいるんだなあと驚きながら記事を読んだので印象に残っていたんです。最近PCを購入して天体関係のサイトを巡っていて偶然私のHPを見つけられたとのことです。まだホームページは作られていないとのことですが、いずれ見られることを楽しみにしています。
高知県には天文家はたしかに少ないようですが、天文誌を見ていると時々フォトコンテストで入選している人がいます。それに、天文ガイドとスカイウォッチャー誌はすぐに売り切れてしまうので、私が思っているより多いのかもしれません。
高知県から発信している天文専門のHPを探してみたんですが、関勉さんのHPと私のHPしか見つかりませんでした(両方とも私が作っているサイトではないか!)。PCがまだ普及してないのかなあ。天文のHPを持っている高知県の方、ご連絡ください。今ならもれなくリンクさせていただきます。
1999年3月27日(土曜日) 晴れ 万歩計:3340歩
久しぶりに天体写真のコーナーを2日連続で更新しました。でも、もうネタがなくなってしまいました。天気は回復してきたのですが、明るい月が出ていて撮影が困難です。冷却CCDは月の影響をほとんど受けないとも聞いているのですが、資金繰りが困難です。この2、3日は明け方コースで、おとめ座の銀河団の撮影をしてみましようか。
1999年3月26日(金曜日) 雨 万歩計:3895歩
なにもありません。
1999年3月25日(木曜日) 雨のち曇り 万歩計:7564歩
最近良く雨が降ります。今夜も雨で星を見ることはできませんでした。水不足が完全に解消されたと思っていたのですが、まだ断水している地域がありました。月曜日に安芸市(高知県)に内原野焼きという焼き物を作りに行っていたのですが、手を洗おうとしたら水が出ない!そんなに経営が苦しいのかなあなんて思っていたら、「すみませんまだ断水しているんです。外に出ると向こうの方に....。」だって。場所的にはそんなに高台ではないのに下のほうから水道を引っ張っていました。
どうせ降るのならジトジト降るんじゃなくて、ザーッと降れば水不足も解消でき、早く星を見ることができるるのにと思ってしまいました。
しかし、昨年高知市は歴史的な大水害に見まわれ、たくさんの人が家族や建物などを失ってしまいました。雨が強く降るたびにその時のことを思い出します。
自然に身を任せ、自然(天体)を堪能することにしましょう。
1999年3月24日(水曜日) 曇りのち雨 万歩計:3432歩
久しぶりに天体写真のコーナーを更新しました。リニア彗星の北極点接近の様子を200mm望遠レンズで固定撮影した写真です。当日は彗星の正確な位置がわからなかったので200mmで撮影したのですが、この位置なら2000mmか1300mmの直焦点固定撮影でも写ったかもしれません。でも口径20cmのF10と大変暗いのでやはり無理だったでしょうか。
固定撮影した星景写真(金星と土星が並んでいる風景)もそれなりに写っているので明日くらいに掲載しようかと考えています。
今夜はまた雨です。たかが200mmの撮影で星が流れてしまったのがショックで、早く原因を突き止めたくてあせっています。でも天気が回復するまで動きが取れないので健康に悪いです。
そうだ、「200mmは手ごわい(仮称)」というコーナーを新設して、悪戦奮闘ぶりを掲載してみようかなあ。これなら失敗写真ばかりで構成できるので、素材にはことかかないし。ムフフフフ....、久しぶりに面白いアイデアが浮かんでしまった。では、今から作成に取りかかるとしよう。
1999年3月23日(火曜日) 晴れ 万歩計:3022歩
ガガーーーン!大ショック!
追尾撮影が全て失敗しています。恒星がまるで固定撮影したかのように一方向に流れているんです。
装備としては、2000mmのシュミットカセグレン(主鏡)にCCDカメラを取りつけ、200mmの望遠レンズを付けたカメラは主鏡の背中に小型の自由雲台を取りつけて、その上にのせています。
AGA-1での追尾状況はモニターで監視していたので、完璧なはずです。
西のほうに傾いたオリオン座やバラ星雲が最も流れていて、おとめ座のM104がそれに次いで流れています。天頂に近かったしし座は比較的流れていません。それと、団子ができていないということは、ほぼ等速でずれているわけですよねえ。
次回は自由雲台をはずして、主鏡に直接カメラを載せていろいろな角度で撮影してみます。これで流れなければ自由雲台が犯人です。
3月15日のリニア彗星の天の北極への接近写真に、なんとかリニア彗星が写っている気配があります。なんたって、200mm望遠レンズでの撮影ですから気配があるだけで十分です。初めての記念すべき彗星+北極星の円周運動写真を近日中に公表します。日本全国天気が悪かったので以外と貴重だったりして(そんなことないか?)。
固定撮影は透明度が悪かったにもかかわらず、思ったよりも良く撮影できていました。3ヶ月ぶりに天体写真のコーナーが更新できそうです。
1999年3月22日(月曜日) 晴れ 万歩計:3326歩
今日は休暇をもらっています。あっそうか、世間一般には休日なのですね。私は日曜日と月間2日(自由に決められる)しか休みがなく、祝祭日は出勤なのです。
天気が良さそうなので夜は天体撮影ができるかもしれません。今回の撮影で24枚撮りのフィルムを使い切ってしまいそうです。早ければ明日夜、2ヶ月半ぶりに天体写真のページが更新できるかもしれません。ただ、非常に風が強いのが心配です。
久しぶりに晴れて、風が強いので花粉が飛んでいます。目が痒いし、くしゃみは出るし、ちょっとイライラしています。(朝記す)
昼間は焼き物を作りに行ってました。高知県安芸市に内原野焼というのがあって、飛び込みでも体験できるのです。土をこねて、ろくろを回し、形を整えます。1,5Kgの土を使うのですが、3つくらいの器が作れます。私はコーヒーカップ、どんぶりみたいな器、茶碗(千利休の黒茶碗風)を作りました。1時間半くらいかかったのですが、無意識のうちに極度に集中していたようで、完成するとグタッと疲れてしまいました。土に魂を吸い取られた感じです。焼きあがるのは5月1日くらいになるので待ち遠しいです。でき上がったらHPで公表しようと思うのですが、さて、どのコーナーで紹介しようか。焼き物にはまってしまいそうです。
夜になると風がピタッと止みました。完全に無風です。仁淀川河口では本当に珍しいことです。しかし月の明かりが邪魔です。そこで、初めての試みとして二重星を2000mmで直焦点撮影してみました。これなら月の影響はほとんどありません。
今夜には公表できるかもしれませんが、今回は実験的なことばかりやってましたので、どんな写真になることやら.....。
1999年3月21日(日曜日) 雨 万歩計:1212歩
天気が悪かったので魚釣りには行けませんでした。夜になって雨は止んだのですが、薄い雲の隙間から三日月がボーッと見えただけでした。
1999年3月20日(土曜日) 大雨のち曇り 万歩計:3989歩
ひとりごとのページが肥大化の一途をたどっていたので分割しました。それに、プロバイダーNetwave四国の5MBのエリアをまたまた使い尽くしたので、NIFTYに移動しました。画像と外部スタイルシートをNetwaveに置いたまま、本文を4つのファイルに分割してNIFTYに移動させてしまったので、リンクがちょん切れたり、画像が表示できなくなったり、スタイルシートが無効になったりで、思ったとおり大変でした。
高知県は現在台風のような天気です。風が大変強く、雨も多くなっています。昨夜からの急激な寒気の到来で気温も下がっています。星を見ることはできませんが、大幅な水不足が解消されそうで安堵しています。
1999年3月19日(金曜日) 晴れ 万歩計:2463歩
ひとりごとのページ分割作戦のため更新できませんでした。
1999年3月18日(木曜日) 曇りのち雨 万歩計:4049歩
また天気が悪くなってきました。3月15日のリニア彗星の北極接近を機に天体撮影を再開し、2日連続で観測に出かけたのですが、また雨が降ってしまいました。
フィルムは24枚撮りを16枚しか撮影していないのでプリントに出すにはもったいない気がします。
雨雲の上に突き出ている高い山はないものでしょうか。昨年そんな場所を探して、雨の日に天狗高原に行ったことがあります。しかし、標高1,200m程度なのでやはり雨雲の中でした。もう、5mも前が見えない危険な状態で、ハッと気づくと脇に牛がいたりします(ホルスタインと肉牛を放牧しているのです)。遠くのほうの雲は天狗高原の下に見えていても、近づくにつれて山肌を伝って吹き上げてくるのです。すぐに服がベトベトになります。「もう少し標高が高ければ雨雲の上に出られるんだけどなあ」。無茶な願いですね。
水星はもう沈んでしまいました。結局見ることができませんでした。でも、水星の公転周期は短いのですぐにまたチャンスはやってくることでしょう。
1999年3月17日(水曜日) 曇り 万歩計:3415歩
先ほど関勉さんから、関さんのHPの「芸西天文台通信」に掲載する原稿とともにリニア彗星が天の北極にせまったときの写真が届けられました。60cm反射で撮影された写真にははっきりと彗星が写っています。
ちなみに、私が20cmシュミットカセグレンの80倍で眼視観測したときには確認できませんでした。関さんは20cm屈折、60倍で眼視観測されたときには、「わずかな光芒として確認できた」と表現されています。ですから、私なんかの目に映らないのは当たり前だったのかもしれません。
60cm主鏡で撮影されたリニア彗星の写真と記事は、今夜関さんのHPの「芸西天文台通信」に掲載しますので、ぜひご覧ください。
1999年3月16日(火曜日) 晴れ 万歩計:4557歩
今日は会社から直接仁淀川河口西側堤防へ天体撮影に行ってきました。金星の高度がかなり高かったので、欠けている姿が見られると思ってワクワクしながら覗いたのですが、がっかりでした。大気の状態が悪く川底の石のようでした。満月に近いけどすこし欠けていることがなんとなくわかる程度です。土星がそのすぐ上にあったので見てみましたが、やはりリングと本体が合体して水の中の米粒を見ている感じでした。
大気の透明度も悪く、良い写真は期待できませんが、暖かくて風があまりないので、日ごろいろいろ思っていたことを試してみることにしました。
まず、新品になって修理から返ってきたオートガイドアダプター(Vixen AGA-1)の動作試験をする必要があります。いつもはTプレートに20cmシュミットカセグレンと6cmの屈折を載せて、屈折の方にAGA-1を取りつけているのですが、今日は直焦点撮影をするつもりはないので、赤道儀にはシュミットカセグレンだけ載せて、それにAGA-1を取りつけてみることにしました。
しかし、6cmの屈折とは取りつけ部の口径が異なるので変換リングがあるかどうかわかりません。ゴソゴソ探して適当に差込んでいたら、ありました、ありました。AGA-1を20cmシュミットカセグレンに取りつけることができました。
いろいろ調整して、早速ガイドスタート!完璧です。
次に、シュミットカセグレンの背中に自由雲台を取りつけて、200mm望遠レンズを装着したカメラを載せます。200mm望遠で撮影するのに2000mmでガイドするわけですから、完璧にガイドできるはずです。風が少しありましたが、振動することなく十分な精度で追尾してくれました。もし、これで流れていたら自由雲台にたわみが生じていることになります。実は以前からこの疑いがあるのでその調査も兼ねているのです。
結局3時間で14枚ほど撮影しました。ふたご座のモンキー星雲や散開星団がある付近、ばら星雲、オリオン大星雲周辺、ウルトラの星(初狙い)、しし座の尻尾の周辺、おおぐま座M81(前回失敗)、しし座M65,M66周辺、おとめ座M104(ソンブレロ星雲)周辺(初狙い)などです。
わずか200mmの望遠レンズでの撮影ですから、M78、M81、M104が鑑賞に堪えられる姿で写るとは思っていませんが、存在が確認できれば十分なんです。写真はファインディングチャートとしても利用できますからね。
24枚撮のフィルムを16枚まで撮影したので、後一回撮影に行けばプリントに出せます。
1999年3月15日(月曜日) 雨のち晴れ 万歩計:4473歩
リニア彗星が天の北極に近づいたところを撮影しようと気合が入っていたのですが、昼間は大雨でした。これは無理だろうと諦めていたら日暮れになって一瞬太陽が出ました。もしかしたら、大丈夫かもしれないと思い、8時まで外で空を監視していたのですが、やはり晴れてくれる気配がありません。やはりだめか。完全に諦めて部屋に戻りメールをチェックすると。2通のメールが到着していたので、食事をしながら2時間ほどかけて返事を書きました。
もう彗星のことは諦めていたのですが、立ち上がったついでに窓を開け夜空を見てみました。ガガーーン!!雲一つなく晴れ渡っているではありませんか。しまった!またやってしまった。大慌てで着替え、仁淀川河口近くの堤防に走ったわけです。
23時30分観測開始。どうせ、固定撮影なのだからと思い、局軸も合わせず大急ぎで組み立てさっそく北極星を眺めて見ました。ん?彗星がいない。だいぶ移動してしまったのかなあと思い周辺を探してみましたが、それらしい光芒は見当たりませんでした。なんといっても望遠鏡が20cmシュミットカセグレンのF10ですから、彗星を観測するには不向きなことは承知しています。でも、気配くらい感じたいと思ってさんざん探してみましたが、やはり見つかりませんでした。残念。
そこで、写真には写るかもしれないと思い、得意の200mmの固定撮影で10分露出の2枚撮影しました。
それにしても、シーイングが悪いです。昼間雨が降っていて、夜になってから晴れたので当たり前ですが。恒星が水の中を泳いでいる感じです。空も少し明るいし。あまりほかの天体を撮影しようという気にはなりませんでした。
せっかく来たのだから、眼視でいろいろなところを眺めてみることにしました。南東の空高く火星が出ていました。結構大きく見えますが、やはり水の中を泳いでいる感じで、感動するものではありません。次にしし座の銀河団周辺を適当に散策していると、おお!見えます見えます。淡いですが4つほどの系外銀河が見えます。縦や横に傾いた楕円(切れ長)の銀河が。これらを昨年末200mmで撮影したんだなあ、写真で撮影するとはっきり写るのに、望遠鏡でながめると気が遠くなるほど淡いなあ。などと思いながらちょっと感動しました。
なぜ今ごろになって感動するのでしょうか。そうです、わたしは写真ばっかり撮影しているので、眼視でゆっくり星雲を眺めることがないんです。
ってことで、透明度が悪いし、大気の状態も悪いし、風が強いので早々に引き上げました。
春は風が強いので私の設備と環境では直焦点撮影が難しいです。風が強い日には星景写真でも撮ろうかなあ。今の季節だったら「沈むオリオン」、「沈むシリウス」、「昇る火星」などが撮影できそうですね。
1999年3月14日(日曜日) 曇りのち雨 万歩計:854歩
昨日関さんから、「リニア彗星が15日夜北極に10’まで近づきます。予想より少し明るくなっているようですから、300mmの固定撮影で十分に撮影できます。ぜひ、撮影してみて下さい。」との嬉しい激励をいただきました。
これを機会に撮影再開だ!!と決心したのですが、あいにくの曇りで下見もできません。15日も雨の予報が出ていて、せっかくのチャンスが流れてしまいそうです。
彗星ですが、いままでに2つしか見たことがありません。百武彗星のときは望遠鏡を持っていなかったのですが、仁淀川河口でルアーフィッシング(スズキを釣っていました)をしながら眺めました。ヘールボップ彗星のときは望遠鏡を持っていたので、望遠鏡での姿と、肉眼での観望を楽しみました。ただ、普通のカメラのレンズで天体が撮影できることを知らなかったため、写真に残すことができなくて残念でした。
このように、肉眼で見ることができる彗星には興味があったのですが、望遠鏡を使わないと見られないような彗星や、まして、撮影してもしっぽが確認できないような彗星には全く興味がなかったんです。
でも、関さんの影響もあり最近彗星関係のHPや関さんが書かれた書籍を読み、また軌道計算の超初歩レベルの勉強をするにしたがって、なかなか興味深いものがあるなあと感じてきました。
先輩方のHPに掲載されている、白黒の冷却CCDカメラで撮影されたしっぽがほとんどない彗星の写真を見ると、大変アカデミックなものを感じるようになったのは、少しは成長しているということでしょうか?
1999年3月13日(土曜日) 曇りのち雨 万歩計:4441歩
関勉さんのHPが一日で79カウントもアップしました。うーーん、やはりすごい!!
ちなみに、私のHPへの訪問者はたったの9人でした。平日はもっと多いのですが。でも、いつも見てもらえるのはこの「ひとりごと」のページだけです。他のページは更新されないからだれも見向きもしないんですね(笑)。みなさん、トップページに表示している最終更新日を確認して、日付がかわってなければひとりごとのページだけ見て帰られるようです。このページだけで、かろうじて息をつないでいる状態です。
「関さんのHPの次回予告を掲載しているのは、そう!世界中でこのページだけです!!」
なんて、HPの趣旨とは関係ないことでなんとか生き延びようとしている自分がなさけない(トホホ.....)。
1999年3月12日(金曜日) 晴れ 万歩計:1230歩
関勉さんのHPが昨日、一日で68カウントもアップしてしまいました。YAHOO!!JAPANの新着情報とNTT
DIRECTORYへ登録されたことが理由だと思います。(私のHPなんかいつもは13人程度で、昨年のしし座流星群のときの58人が記録だ)。
関さんは天文に関する話題が無限にあるので、HPの素材には事欠きません。(私のHPとは大違い)。原稿の入力と写真の画像処理が間に合わないのが現状です。
現在大急ぎで「ごみ箱から返った鳥羽彗星(とばすいせい)」を作成中。1971年に発見された彗星のカラー写真と当時のスリルあふれるお話です。
もちろん、これは「コメットハンター関勉のホームページ」のお話ですよ。私のHPにもこんな面白いお話が掲載できたらもっとアクセスしてもらえるんでしょうけど......(ボソッ)。
1999年3月11日(木曜日) 晴れ 万歩計:5213歩
夜の街に繰り出して二日酔いなので更新する気力がありませんでした。
1999年3月10日(水曜日) 晴れ 万歩計:3120歩
書くことがありませんでした。
1999年3月9日(火曜日) 曇り後雨 万歩計:3184歩
YAHOO!Japanからe-mailが届いた。私ごとき人間に天下のYAHOO様から何用かと思ったら、関勉さんのホームページが登録されるとの連絡だった。一発合格。さすが、関さんである。長年の功績による知名度と、他がまねできない記事、さらなるHPの充実が期待された結果だと思う。
私のページなんか、2回も登録申請しているのに、全て却下(無視)されてしまった。やはり、もっと内容を充実させないと登録されないようだ。
独自性は結構あるんだけどなあ。わずか200mmの望遠レンズで撮影できる系外星雲を探し出し、その写真を掲載しているとか、2000mmの直焦点撮影というむちゃくちゃなことをやって、ブレた写真を掲載しているとか、天体入門者にもわかりやすいように丁寧に解説しているとか.....。でも、あまりウケないようだ。独り善がりなページなんだろうなあ。
天体関係のページはものすごく多いが、天体写真を自慢げに掲載しているだけで、なんの解説もないものが多い(それだけで十分に価値があるのは言うまでもないのだが)。初心者の私なんかが見ると、「その写真に写っている星雲は宇宙のどの付近にあるの?」、「それはいったい何なの?」、「なぜ、そんな天体ができたの?」、「どれくらい大きいの?」、と問い掛けたいのに、答えてくれているページはほとんどないのだ。
「じゃあ、自分で入門者や初心者の問いかけに答えてくれるページを作ろう」と思ったのだが、そう簡単ではなかった。天体撮影を始めて間がないことや、気合が足りないこともあって、まだまだ素材が少ないのが難点だ。
200mmの望遠レンズによる系外星雲の撮影を始めたのは、そんな設備しか持っていなかったというのが理由である。始めてみると意外なことに、天体望遠鏡でしか撮影することができないと思っていた系外星雲があっさりと写ってくれることだった。
ちょっと写真撮影好きな人なら、200mm程度の望遠レンズは持っているだろう。その普通の望遠レンズで銀河系のはるか彼方にある銀河の姿をキャッチできるのだから、これはもう感動である。これからも、わずか200mmで撮影できる宇宙をたくさん探し出して撮影し、HPで紹介しようと思っている。
「YAHOOなんかに登録されなくても、HPを見てくれた人が、より身近に宇宙を感じてくれて、宇宙に興味を持ってくれればいいや」とちょっとふてくされてしまった。もっとも、そうなったときに初めてYAHOOに登録してもらえるのだろうが......。
1999年3月8日(月曜日) 晴れ 万歩計:4878歩
関勉さんのHPに「芸西天文台通信」のコーナーを新設しました。薄明に見えている土星、金星、木星、水星の写真を掲載しました。4つの惑星をくっきりと表示させるために、1時間もかけて画像処理をしました。かなり原画に近い画像となっています。
今朝も曇り(これを書いているのは9日朝です)。だから、会社で仕事をすることにしました。
会社の集団健康診断でバリウムの飲んで胃の検診をしたことは、以前に書きましたが、その結果........。異常はありませんでした。内臓からの出血反応もありませんでした。自覚症状があって一番心配していた胃の状態と腸の状態がほぼ健康ということでほっとしています。しかし、全く自覚症状はなかったのですが、肝臓が弱っているという結果でした。テレビ番組で健康にすごく良いと報道されている赤ワイン(酒のなかでは唯一のアルカリ性)を飲んでいたのですが、飲み過ぎだったかもしれませんねえ(笑)。また、「コレステロール値がかなり高いので食生活に注意し、運動をしましょう。」というコメントと詳細なデータが添付されていました。「コレステロールってなに??」。研究熱心な私はインターネットを使って調べまくりました。なるほど、心当たりは大有りです。現在食生活を大幅に改善中。どのように改善中かはいずれまた。
1999年3月7日(日曜日) 曇り時々雨 万歩計2010歩
ひとりごとのコーナーは毎日更新の予定が、ついに3日間もさぼってしまいました。これまで最大のさぼりです。その分、「コメットハンター関勉のホームページ」を更新しました。
関勉さんのHPにまた新しいコーナーを作成する予定です。タイトルは「天文台通信(仮称)」一ヶ月に1回程度更新する予定です。創刊号の原稿と写真を8日(月曜日)の午後に受け取りますので、早ければ8日夜に掲載できます。
一ヶ月に1回では待ち遠しいと思われるかもしれませんが、そういうコーナーが今のところ3つありますので、10日に一度は更新しています。
また、「星雑草」という、毎日更新ではありませんが日記風の頻繁に更新するコーナーも作成しました。
水星の観測と拡大撮影を行ないたかったのですが、雨が降ってしまいました。今まで水不足になるほど雨が降らなかったのに、ここ一番というときに降ってしまい、誰を恨んで良いやら。2、3日内に休暇をとって挑戦してみます(一ヶ月に2日間だけ好きな日に休暇がもらえるのだ)。
1999年3月3日 晴れ 万歩計:4997歩
水星が東方最大離角になっています。水星は太陽系の中で最も太陽に近い軌道を公転(太陽の周りを回ること)しているので、地球から水星の方角を見るといつもそこには太陽があるので、見るチャンスは東方最大離角のころと西方最大離角のころに限定されます。東方最大離角とは、見かけの位置が太陽から最も東(左(上))に離れて見える位置のことをいいます。わかりやすく言えば、夕方最も良く見える位置にあるということです。太陽が沈んで西の空が暗くなり始めたころに、西の空を見ましょう。少し高い位置(40度くらいの位置)にもっとも明るい金星があります。その少し下に木星があり、さらにその下に水星があります。っというか、あるはずです。
今日、会社が6時すぎに終わったのでダッシュで飛び出したのですが、夕方のラッシュに巻き込まれ、間に合いませんでした。日曜日に観測し、撮影にもチャレンジしてみます。
1999年3月2日 晴れ 万歩計:3331歩
更新できませんでした。
1999年3月1日 晴れ 万歩計:3489歩
関勉さんのHPを(とりあえず)作成した功績により、関勉さんの最新刊である、「彗星年表1999」を拝領した。コンピュータのプリンターからそのまま印刷されたような数字の羅列が果てしなく続いている。日本文字はひとつもない。どうやら今年見ることができる彗星のパラメータ(なにやら、軌道要素とかいうものらしい)と10日間隔で計算された彗星の位置が示されているような気がする。
せっかく頂いたのだから、これを機会に軌道計算の基礎知識を学びたいと思っている。実は、半年ほど前、長谷川一郎さん著作の「天文計算入門-球面三角から軌道計算まで-」を購入した。興味本位で買った本だし、むずかしいし、日常軌道計算する必要性がないのですっかり本の山に埋もれてしまっていた。
しかし、せっかく関さんにすばらしい資料を頂いたのだから、軌道計算の勉強をし、自分でコンピュータプログラムを作成し、資料にある彗星や小惑星がどのような軌道を何年ほどかけて旅をするのか計算してみたいと思っている。自分でひとつひとつ軌道を調べると、本などでは得られない新たな発見ができるに違いない。
幸い私は天才プログラマーといわれた人間だ(かなりお酒を飲んで酔っ払ってます)。軌道計算の理屈を理解すればあとは容易に実現できる。まずは、三角関数か?!
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