<金星を見よう>


 あなたが、小学生や中学生の時に買ってもらった天体望遠鏡が倉庫に眠っていませんか?レンズの直径が4cmから6cm程度の小型望遠鏡でも金星がよく見えますよ。さあ、ほこりをはらってもう一度観測してみましょう。現在は月のように欠けた金星の姿を見る事ができます。


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金星の見つけ方


11月中旬の高知県の場合

 現在太陽との見た目の角度が最も開いているころで、観測できる時間帯が長いです。
 午前3時を過ぎると東の空に上ってきて、夜明けまで見ることができます。-4.6等星という大変な明るさなので見つけるためのコツを記載する必要はないでしょう。東を向けばそこにあります。小型の望遠鏡でも月のように欠けていることがわかるはずです。

 金星は地球よりも内側の軌道を通って太陽を公転している「内惑星」なので、金星の方向にはいつも太陽があります。ですから外惑星である土星や木星に比べると観測できる季節は少し短いです。
 これから少しずつ太陽との距離が近づいてきて、観測できる時間も徐々に少なくなります。2000年2月中旬までは明け方見られます。


金星のデータ


  • 軌道長半径   0.7233AU
  • 公転周期    224.70日
  • 軌道傾斜角   3.395度
  • 離心率      0.0068
  • 赤道傾斜角   177.4度
  • 自転周期    243.01日
  • 赤道半径    6052km
  • 視半径      30.16″
  • 質量(地球=1) 0.815
  • 極大光度    -4.7等級
  • 平均比重    5.24
  • 扁平率      0
  • 衛星数      0
  • 会合周期    584.0日
  • 概要
    • 金星には陸地があります。ですが、二酸化炭素の厚い雲に包まれているためその様子を観測することはできません。
    • 表面温度は470℃、気圧は90気圧にも達します。
    • 金星は自転と公転の向きが逆になっており、自転周期が公転周期を上回る特異な惑星です。




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