<しし座γ流星群の発生する理由>
● 流星群ってなぜ発生するの? 太陽の周りを楕円軌道で飛んでいる「テンペル・タットル彗星(0055P/Tempel-Tuttle)」が地球の公転軌道上を、ゴミを撒き散らしながら飛んでいるのです。11月17日ころ、そのゴミの中を地球が突っ切ってしまうため、地球の大気圏にゴミが突入し、大気との摩擦のために燃えて明るく輝くのです。 左上の図は1998年3月8日頃のテンペル・タットル彗星の位置です。地球の公転軌道上を交錯しています。 左下の図は8月17日頃の図です。テンペル・タットル彗星が撒き散らしたゴミの中に地球が突入しています。そして地球の進行方向にしし座があるのです。雪の降る夜ヘッドライトを遠目にして走ると雪がこちらに向かって飛んでくるように見えますよね。それと同じ原理なのです。 ●おまけ もし、タイミングが悪ければテンペル・タットル彗星が地球に衝突した可能性もあります。 タイミングが良ければ巨大なホウキ星として観測できたでしょう。 | |
「ほうき星観測隊D70」の写真は、特に著作権表示のないものは、私(Mira)が所有しています。
著作権者に無断で複製または掲載することを禁じます。
星図や天体の軌道図はAstroArts社のStellaNavigator for Windows 95の画面から作成しています。
Copyright © 1998,1999 Mira.