5月3日は芸西天文台で春の天文教室という長時間タイプの一般公開があり、私も講師として参加しましたが、終わってからもよく晴れていたので天文台に残り、惑星などの観望を行いました。
大気の揺らぎはけっして安定はしていなくて、土星なんか、カッシーニの空隙が見られないほどでしたが、火星は白い極冠がわずかにあるようにも見られたので撮像してみました。
下の画像は動画を1分程度撮像して、それをコンポジットしたものです。
火星の下の部分に白い極冠がわずかにみられるのがわかると思います。動画でコンポジットして画像処理すればもっと明瞭になるかと期待したのですが、意外と効果がありませんでした。腕が悪いのかな?
火星 2012年5月3日 芸西天文台にて
火星が最も大きくみられる時期は過ぎています。
下の惑星配置図をご覧ください。
惑星は左回転(時計の針と逆方向)に移動しているのですが、地球が火星の内側から追い抜いて離れつつあることがわかると思います。今後どんどん火星との距離が離れて行って、見栄えもわくるなります。とは言っても、一番離れても1.5等の明るさを誇っているので、肉眼で常に見られます。
次に火星と地球が最も接近して明るく大きく見られるのは2014年4月中旬になります。春になり大気が安定するころですので、火星の模様なども見られることを期待したいですね。
2012年5月3日現在の惑星の配置図
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静岡大学人工衛星STARSプロジェクトを技術面で応援しています。芸西天文台(高知県立芸西天文学習館)で天体観測。小惑星2個発見。一般公開では星空案内も。彗星軌道計算ソフトOrbitLife公開中。流星自動観測/ラズパイ/電子工作/2アマ/PENTAX/ドローン。MPC Obs Code D70.