仕事帰り、西の空を見ると細い月と金星が見えていたので70mm-300mmズームレンズで手持ち撮影してみました。カメラの感度のよさと手振れ補正機能が働いて、鮮明に撮れました。
西の空に低い月と金星
2012年5月23日19時34分撮影
月を300mmにズームして手持ちで撮ってみました。最近の一眼デジカメは優れていますね。300mmで暗い月を手持ち撮影できるのですから。フィルム時代には考えられないことです。
300mmにズームして撮った月
さらにその横にある金星も試しに300mmで撮ってみました。露出オーバーにならないように、ISO, 絞り、シャッター速度を調整しながらマニュアル撮影しましたが、なんと、欠けた様子まで写すことができました。300mmで欠けた様子が写せるとは思わなかったのでちょっと感激です。
ということは、6月6日にある金星の太陽面通過は300mmレンズで十分撮影できるということになります。実際にはコンパクトデジカメでも写せるのかもしれません。試しに金星を撮ってみて、欠けた様子が写っていれば金星の太陽面通過が写せると考えてよいのだと思います。
望遠レンズを持っている人は気軽に金星を写してみてください。6月6日に向かって徐々に欠けていく様子が記録できます。
300mmにズームして撮った金星(月ではありません)
勢いがついて土星も写してみました。
すごいです。300mmズームで土星がそれらしく写りました!
ガリレオが見た土星ってこんな感じだったのかもしれません。
恐るべし最近の一眼デジカメ。
300mmにズームして撮った土星
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静岡大学人工衛星STARSプロジェクトを技術面で応援しています。芸西天文台(高知県立芸西天文学習館)で天体観測。小惑星2個発見。一般公開では星空案内も。彗星軌道計算ソフトOrbitLife公開中。流星自動観測/ラズパイ/電子工作/2アマ/PENTAX/ドローン。MPC Obs Code D70.
2 comments for “土星の輪は300mmズームで写る”