ヒメヒラタアブの飛翔交尾

　ハルジオン（ヒメジョオンか？）の咲き乱れる広場で昆虫を撮影していたら、目の前にヒメヒラタアブが飛んできてホバーリングをしだしました。全く揺れることなく完璧に静止しています。なぜこれだけ高精度にホバーリングができるのだろうなんて思っていたら、なにやらゴミみたいなものを抱えているのに気づきました。

PENTAX K-5 Silver
SIGMA MACRO 70mm F2.8 EX DG

　ヒメヒラタアブは1cmくらいしかないので、目があまり良くない私には見えません。そ～っと近づいて、自慢の高性能マクロレンズで何枚か撮ってみました。
　なんとも器用な飛翔交尾です。
　上でつかんでいるのがオスでしょうが、後足の膝でメスの翅を押さえて、脚は前に伸ばしメスの体を支えています。前足はメスの顔をつかんでいるので、メスは目の前に足があってじゃまくさそうです。顔をつかまなくてもいいだろうにと笑ってしまったのですが、メスが大きいと肩のあたりをつかむことがあるみたいです。このペアはメスが小さめなので顔をつかんだ方が安定したのでしょう。

PENTAX K-5 Silver
SIGMA MACRO 70mm F2.8 EX DG

　正面から撮りたかったのですが、ハルジオンがあって撮れなかったので、後方に回って撮ってみました。空中で捕まえるのでしょうかね？先に中足と前足でつかんだ後、メスが翅を閉じたところで、最後に後足で翅の上からつかむのでしょうか？そこのプロセスに興味があるところです。

PENTAX K-5 Silver
SIGMA MACRO 70mm F2.8 EX DG

　いずれ動画カメラで観察です。

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