9月23日、またまた愛媛に行ってきました。毎週のように行ってるような気がしますが….。
今回は松山市にある『エミフルMASAKI』という大きなショッピングセンター(最近はショッピングモールというのか)で、愛媛大学 宇宙進化研究センター長で教授の谷口義明先生の講演があるというので行ってきました。
また、同ショッピングセンターのギャラリーで『天体写真展・星空への招待』が展示されているということで、これも楽しみでした。
谷口先生の講演と、天体写真展のお話はまた後日ということにしまして、今日は同じ日に行われた『国際お月見ナイト in 愛媛 2012』の様子をお伝えします。
この『月を見る』イベントは9月22日に行われたのですが、愛媛では雨が降った(曇りだった?)ので、愛媛だけ延期して独自に開催したものです。
私にもこの月を見るイベントの案内は届いていたのですが、「まあ、月なんてわざわざ松山まで行かなくても芸西天文台や自分の望遠鏡でいつでも見られるし」と思って、講演会が終わったら、月見会には参加せず、松山市内を観光し、写真など撮ろうと思っていたのです。
ところが、愛媛県の天文仲間たちとコーヒーを飲んで歓談しているうちに、「さあ、そろそろ準備しましょうか」なんて声がかかりました。どこかに行くのかと思ったら、コーヒー飲んでたところのすぐ近くの出入り口に望遠鏡を並べて見せるのだとか。ああ、そんなところでやるのならちょっと手伝いましょうかということになって、あとは以下の通り。
ショッピングセンターのいくつかある出入り口の1つに望遠鏡を組み立てています。大丈夫?こんなところに望遠鏡たくさん並べて?
実は、過去に何度もやっていて、大変好評で、施設の運営会社との信頼関係が築かれているのでできることだということでした。いきなりではなかなか許可はもらえないはずです。すばらしいですね。
ほぼ組み立て終わって、雲が少し多い空を見上げているところ。
雲間から半月が出てきました~。
すぐにこんな状況に(下の写真)。
組み立てたままでだれも操作しない屈折望遠鏡があったので、私がそれを使って解説することに…。
出入り口から出てきて不審な表情で我々を見ている人がいれば、すかさず優しいほほえみで望遠鏡に誘導(笑)。勧誘成功率100%でしたよ!!
私も営業センスある?(笑)。
徐々にメンバーが集まってきました。双眼鏡で見せる人。望遠レンズにテレコンバータ付けてデジカメのモニターに拡大表示させてクレータを見せる人。それぞれが持てる機材を活かしていました。
やはり一番大きな30cmドブソニアンが人気でしたねえ。早くも行列ができています。
お父さんにささえられて、ドブソニアンで月を眺める女の子。
今日のことを覚えていてほしい。
お母さんは屈折望遠鏡で、お子さんはクロスゲージの内蔵されたファインダーで(笑)。お父さんは私の横で写真を撮っていました(許可をいただいて掲載しました)。
こんな感じで予定の21時まで行いました。
最後の画像は30cmドブソニアンでコリメート撮影した月です。一眼デジカメでコリメートしましたが、接眼レンズが大きいことと、倍率などの相性が良くて非常に簡単に撮像できました。
一般の人と天体を観望するのは本当に楽しいです。「お~~っ、すごい」とか「うわ~、綺麗~」とか、「この年になって初めて望遠鏡で見た。ありがとう」とかって反応があるわけです。それに天体について質問されたり、「この娘は天体とか理科とか大好きなんです。天文学者になれるでしょうか」なんて話になることもあります。そういった反応が報酬です。やって良かったと思う瞬間です。
今回は"観望者側"で参加したつもりが、いつのまにか主催者側の立場になっていました。リーダーの竹尾さん、最初からそれが狙いだったか(笑)。
今度声がかかったときは「手伝いに来なさい」という意味ですね。了解でっす。すぐ行きますよ(笑)。
なお、今回の主催は「えひめ星空キャラバン隊」、「四国天文協会愛媛県支部」、「えひめ中予星の会」、「星を見る会 銀河」の皆様でした。
なおなお、私は高知県人なので、どの会にも属していません。
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静岡大学人工衛星STARSプロジェクトを技術面で応援しています。芸西天文台(高知県立芸西天文学習館)で天体観測。小惑星2個発見。一般公開では星空案内も。彗星軌道計算ソフトOrbitLife公開中。流星自動観測/ラズパイ/電子工作/2アマ/PENTAX/ドローン。MPC Obs Code D70.