9月27日の日没後ハッブル宇宙望遠鏡(以下HST)が上空を飛ぶところが見られるということで、イオンモール高知の広場で見上げてみました。
やはり、ISS(国際宇宙ステーション)と比べるとかなり暗くてなかなか気づきませんでした。
地上の風景と一緒に撮りたかったので何度か試し撮りをしてマニュアル設定で挑戦しましたが、地上風景は明るすぎて、HSTは暗すぎるという大変難しい条件でした。
いちおう写っています。かなり強烈な画像処理をしています。下の画面では斜めに横切る点々が先に目につきますが、これは旅客機です。その上にあって、左端で旅客機と交差しているのはHSTです。クリックすれば大きな画像が表示されます。
左(東)にパーンさせて追いかけました。月の右下でふっと消えています。この付近から上空も夜になっていることがわかりますね。
HSTは右から左に移動しています。何も知らずに見ていた人はふっと消えるのでUFOだ~って騒ぐでしょうね。これは消えたところから東側が夜になっているので太陽光を反射しなくなって見えなくなるだけなのです。
ハッブル宇宙望遠鏡の光跡
2012年9月27日 19時12分
PENTAX K-5, 18mmズーム, ISO-200, f/6.7, 25秒露出
翌28日には300mm望遠レンズでHSTを追尾撮影しようと思ってToriSat ARをにらみながら目を凝らしましたが、見ることができませんでした。ごく淡い雲があったのでそれで見えなかったのかもしれません。でも月の西側は完全に晴れていたので注視しましたが、月明かりの影響なのか、見ることができませんでした。残念です。
HSTは軌道傾斜角が小さいので日本から見られる機会は少ないのです。次に見られる時には20cmシュミットカセグレン望遠鏡の2000mm焦点距離で激写します!
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静岡大学人工衛星STARSプロジェクトを技術面で応援しています。芸西天文台(高知県立芸西天文学習館)で天体観測。小惑星2個発見。一般公開では星空案内も。彗星軌道計算ソフトOrbitLife公開中。流星自動観測/ラズパイ/電子工作/2アマ/PENTAX/ドローン。MPC Obs Code D70.