12月20日の明け方にかけて快晴になったので、再び円周魚眼レンズで恒星の日周運動を撮ってみました。薄明になる直前までの合成で、わずか1時間程度のものですが、結構いい感じに回っています。
画像処理は難しいですね。今回は街明かりが白っぽくなるように調整してみたのですが、こんどは空が少し緑っぽくなってしまいました。もうわずかに青を強くした方が良かったですね。
掲載の写真は横が400ピクセルですが、他の大きさのものも作成しましたのでご覧ください。
1024ピクセルの画像 – (226 KB)
2800ピクセルの画像(原寸大) – (1,274 KB)
日周運動
2012年12月20日 4時51分から5時48分の220枚を合成
f/2.8, ISO-1600, 15秒露出
PENTAX K-5
SIGMA 4.5mm F2.8 EX DC CIRCULAR FISHEYE HSM
原寸大画像だと良くわかるのですが、飛行機や人工衛星がいくつか写っています。特に大きなものは南の端(画面では上の端)に火球(大流星)のように写っているものです。元画像を調べてみると、5時8分の4フレームに写っているので1分間光りながら真南に移動していったことになります。ですから、火球ではなく人工衛星です。極めて明るいので、これがイリジウム衛星でしょうか?また画面左(西方向)にも南北に向けてまるで流星のようなものが連続してありますが、これも回転しながら飛んでいる人工衛星でしょう。夜明け前のこの時間帯はISS(国際宇宙ステーション)をはじめ多くの人工衛星が見られます。
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静岡大学人工衛星STARSプロジェクトを技術面で応援しています。芸西天文台(高知県立芸西天文学習館)で天体観測。小惑星2個発見。一般公開では星空案内も。彗星軌道計算ソフトOrbitLife公開中。流星自動観測/ラズパイ/電子工作/2アマ/PENTAX/ドローン。MPC Obs Code D70.