パンスターズ彗星P/2012 B1 (PANSTARRS)がM61銀河のすぐ近くを通過していったので撮影しました。
(このパンスターズ彗星は3月に日本から比較的明るく見られることが期待されている彗星とはちがうものです)。
一番明るい銀河がM61です。そこから時計の針でいうと11時の方角にあって右上(西北西)に向けて細長い尾が伸びている小さな天体が彗星です(わかりますか?)。
P/2012 B1 (PANSTARRS)とM61星雲
2013年2月11日 03時47分から撮影
この彗星は16.5年で太陽を一周する周期彗星です。太陽、地球、パンスターズ彗星の位置関係が非常に良いので、4月いっぱいまでは最も明るく観測できます。とは言っても、せいぜい15等級なので、芸西天文台の70cm反射望遠鏡でも眼視観望は無理なほど暗いです。しかし、冷却CCDカメラやデジカメで撮影すると長い尾を写すことができます。
次に太陽(地球)に接近するのは16年後です。私は会社を定年ですねえ(笑)。健康であればあと2~3回は見られそうです。
16年後帰ってきた時、今日のこの記事を読み返しながら、思い出すことでしょう。
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静岡大学人工衛星STARSプロジェクトを技術面で応援しています。芸西天文台(高知県立芸西天文学習館)で天体観測。小惑星2個発見。一般公開では星空案内も。彗星軌道計算ソフトOrbitLife公開中。流星自動観測/ラズパイ/電子工作/2アマ/PENTAX/ドローン。MPC Obs Code D70.