これは3月30日の話ですが、大月町(高知県)に牧野富太郎博士由来の『月光桜』と呼ばれる桜があると教えてもらったので見に行ってきました。インターネットで調べても場所がいまいちわかりづらかったのですが、近くに行くと案内板があったのでたどりつけました。GPSで測定した位置は下の緑色の矢印の場所です。
遠くからでもわかります。丘の上に真っ白い巨大なキノコみたいなものがぽっかり浮かんだように見えます。
そこらへんにある普通の桜かと思ったら、えらく大きいので驚きました。それに花が真っ白なので、周辺の濃い緑のなかに存在感が光っていました。
丘への登り口には『月光桜』の由来が掲示されていました。
暗くなってから戻ってみるとビックリ!遠くから見ると、なにかお祭りでもやっているのかなと思うほど強烈にライトアップされていました。この桜は若葉が出てから白い花が咲くのですが、葉っぱも花も真っ白く浮かび上がっていました。幻想的で美しいです。
下の画像は向こう側に回り込んで見たところです。桜には近寄れないようになっていました。なぜでしょうね?桜の根元を踏みつけると良くないのでしょうかね?
『月光桜』というくらいなので、やはり月と一緒に撮りたいところです。この強烈なライトアップがあれば、月の明るさと同じくらいなので、両方がうまい具合に撮れると思ったのですが、月が出てくるのは深夜なので、ライトアップが終わった後になります。残念でした。
22時半にライトアップが終わったので再び丘に登りました。
雲が無くなってきたので連続自動撮影の開始です。1分露出で50分間くらい撮り続けましたが、ほとんどはうす雲が流れていたので、6枚分で比較明合成してみました。写真の中に心霊写真かと思うような像がいくつか写っていますが、これは私が歩き回っていたのですが、しばらく静止したところが写ってしまったものです。
月光桜と北斗七星
2013年3月30日 22時56分~23時02分
PENTAX K-5 Silver
SIGMA 4.5mm F2.8 EX DC CIRCULAR FISHEYE HSM
f/3.5, ISO-400, 1分露出の6枚を比較明合成
帰る直前に月と一緒に撮ってみました。
月光桜
2013年3月31日 1時29分
PENTAX K-5 Silver
PENTAX DA 18-55mm F3.5-5.6 ALII
48mm, f/5.6, ISO-800, 6秒露出
高知市から大月町まではちょっと遠いですね。それでも高速道路が窪川まで開通したのでずいぶん早くなりました。深夜まで撮影したので帰りは一時的に眠くて大変でしたが、2回コンビニの駐車場で仮眠をとったら元気になりました。高知市にたどり着いた時には空が青白くなっていました。久しぶりの朝帰りです。
次回(来年?)はライトアップの時間帯に月が出る日を狙って撮影に行けたらいいなと思っています。
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静岡大学人工衛星STARSプロジェクトを技術面で応援しています。芸西天文台(高知県立芸西天文学習館)で天体観測。小惑星2個発見。一般公開では星空案内も。彗星軌道計算ソフトOrbitLife公開中。流星自動観測/ラズパイ/電子工作/2アマ/PENTAX/ドローン。MPC Obs Code D70.
2 comments for “大月町の月光桜を見に行きました”