月と金星の大接近

今朝、東の空で細い月と明るい金星が非常に接近して美しかったです。
 月と金星が同じ方向に見られることは珍しいものではなく、その位置関係によっては金星が月にぶら下がっているようだったり、振り回されているように見えたりするものです。今朝はその間隔がわずか0.4度~0.5度と珍しいほど接近していたので、朝のウォーキングする人や犬の散歩をしている人たちも気づき、感嘆の声を上げたのではないでしょうか。

  
1月2日6時10分頃の星図


 高知市の桂浜に続く春野の海岸道路に行って写真を撮りました。下の写真は100mm望遠レンズで撮って中心部をトリミングしたものです。月の左下にある暗い星はてんびん座のγ星(4等)です。

  
大接近した月と金星
2018年1月2日6時30分撮影
PENTAX K-5, PENTAX 100mm Macroレンズ


 徐々に明るくなる空に向けて水星、木星、金星と月が一直線に並んでいるところを撮りました。中央の黒い雲の上にある明るい星が木星(-1.8等)です。水星はその左下のオレンジ色の部分に写っているのですが、原寸の画像を見ないと判別できません。


(クリックすると大きな画像が表示されます)
水星、木星、金星と月
PENTAX K-5, PENTAX 対角魚眼ズームレンズ


 明日1月3日の朝は、月と木星が接近して、これもまた美しくみられると思います。



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