これが観測所コードD70 Tosaです

 日中が長くなりましたね。24日は仕事が終わり、ゆっくりといつもの観測場所に行きましたが、機材を組み立て終わっても下の画像のようにまだ明るいです。せっかくなので観測風景をデジカメで撮りました。
 赤道儀はビクセンのGP-Dと同等品です。望遠鏡はビクセンが販売しているセレストロンC8で、20cm f/10の2000mmです。実際には1260mmまで焦点距離を短くするレデューサをつけています。望遠鏡に取り付けられている黒いものが冷却CCDカメラ BITRAN BT-10です。この冷却CCDカメラで撮像した画像は、1枚1枚パソコンの左にあるカメラのコントローラで中継されてノートパソコンに送られます。パソコンの画面にはCCDヘッドを冷却中の画面が表示されています。画面がオレンジ色になっていますが、本当は文字以外は全て赤色になるように配色を設定しています。これは通常の画面だと明るすぎて、目が明るい方に合ってしまい星が見えなくなるためです。赤色にすると輝度が低いので画面を凝視した直後に空を見てもちゃんと星が見られます。三脚の足元にある変な形をした電子機器がスカイセンサー2000PCで、赤道儀の2つのモータを制御して望遠鏡の向きを正確に変えたり、星を追尾します。
 これでも国際天文学連合公認(?)の観測所でして、天文台コード(D70 Tosa)を与えられています。国立天文台ハワイ観測所(すばる)をはじめとした世界中の巨大な天文台と同じ扱いです。ちょっと恐縮してしまいますが、でも半年間で300件ほどの彗星の観測データを小惑星センターに報告していて、それなりにがんばっているのです。

仁淀川河口近くの堤防での観測風景



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