現在はすばらしい書籍がたくさんあります、資料もあり、e-mailで聞けば答えてくれる人もいます。インターネットで検索するとほとんどの情報が手に入ります。このような環境があったから凡人の私でもどうにか実現できたのだと思います。
インターネットが無く、データは海外から印刷されたものを購入しなければならなかった時代に手計算からはじめ、ついには計算ソフトを作った人たちのご苦労は大変なものだったろうと思います。自分で作らなかったらその大変さも全く理解できなかったことでしょう。先人たちの苦労の一端が理解できたことも収穫でした。
さて、修理に出していた観測機材がまもなく戻ってくるという連絡がありました。また観測者に戻ります。このところ比較的明るい彗星が次々に発見されています。忙しくなります。
彗星観測者たちのメーリングリストで、ASASの画像に彗星状の移動天体が写っていると話題になっていましたが、昨夜とどいたIAUC 8402でCOMET C/2004 R2 (ASAS)が発表されました。詳しくはMPEC 2004-R48をご覧ください。現在11等級なので望遠鏡をのぞいても眼視ではなかなかわからないと思いますが、冷却CCDやデジカメの直焦点撮影だったら20秒も露出すれば明瞭に写るでしょう。今後急激に太陽に近づくので9月末頃までには集中して観測したいものです。その頃には望遠鏡を使えば眼視観測できるかもしれません。
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静岡大学人工衛星STARSプロジェクトを技術面で応援しています。芸西天文台(高知県立芸西天文学習館)で天体観測。小惑星2個発見。一般公開では星空案内も。彗星軌道計算ソフトOrbitLife公開中。流星自動観測/ラズパイ/電子工作/2アマ/PENTAX/ドローン。MPC Obs Code D70.