NGC 7139は白黒だと見栄えがしないなあ

 超新星2004etを写したついでに、すぐ近くにある惑星状星雲NGC 7139に望遠鏡を向けてみました。カタログには13等と書かれているのですが、とても13等には見えません。1分露出ではほとんど写らなかったので、試しに3分露出をかけてみました。よほど赤道儀の調子が良かったのか一発で成功(ちょっと追尾が甘いですが)。カラーだと結構綺麗な赤い星雲に写るようですが、白黒だと写真に水滴が落ちた感じであまり見栄えがしませんね。
 久しぶりに3分露出がきまったので何等星まで写っているのか測定してみました。16等級は明瞭に写っています。いつもの1分露出ではなかなか写らない17等級もよく写っています。そして、ノイズレベルに近く、どうにか天体と識別できるものは18等級です。20cmの望遠鏡でも3分露出が決まれば18等級が写ることがわかりました。
 現実には1分露出でさえ何度も写してやっと綺麗にガイドできているので、3分露出が成功する確率は大変低いです。次の課題はガイドシステムの導入ですが、宝くじでも当たらないと無理ですね。

NGC 7139 惑星状星雲(ケフェウス座)
2004年10月6日(月明り無し)
20cmシュミットカセグレン+F6.3レデューサ(1400mm相当)
BITRAN BT-10冷却CCDカメラ 3分間露出

 


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