透明度が悪く成果がありません

 雲は無いのですが、透明度が悪いですねえ。大気も乱れているのかぼけぼけの画像しか撮れません。黄砂なのか花粉なのかわからない何か粒子のようなものに街明かりが反射して、14等級のはずのタッカー彗星も、拡散してやっと確認できる光芒にしか写りません。数枚撮ったころから強風が吹き始めました。1時間粘ったのですが、測定できるような画像は1枚も得られなかったので、あきらめて帰ってきました。仁淀川河口はほんとうによく風の吹くところです。でも、もう少しの我慢だと思います。ってことで、天体画像の無いひとりごとが続いていて、申し訳ございません。
 私はなんにも成果があがらない毎日ですが、日本にはすばらしい成果を継続して挙げておられる方々がいらっしゃいます。
 西村栄男さんと櫻井幸夫さんがいて座に新星を発見されました。いて座が南東の空から昇ってくるのは深夜2時過ぎ。しかも、発見された28日(世界時)は満月で、星が良く見えないので多くの観測者は休んでいたのではないでしょうか。そんな悪い条件とわかっていても、やはり観測していたのです。
 私なんか、「今夜は寒いから休もう」、「今夜は風が強いから休もう」、「今夜は満月だから休もう」、「明日は会議だから早く寝よう」、その他、その他、その他……。
 こんなんじゃあ、新発見なんかできるはずがありませんね。

【美しい川 土佐・仁淀川の四季―高橋宣之写真集】



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