2月22日午前7時30分、熊本県の宇都宮章吾さん(宇都宮彗星の発見者)からポイマンスキ彗星が観測できたと言うメールが届きました。
2月22日06時00分から07分(JST)まで初見できました。
視野内の恒星2個からおよその明るさは6.5~7.0等級の明るさでした。
1分角くらいの大きさで集光が強いです。
…. 略 ….
とのこと。宇都宮さん、日本最初の観測おめでとうございます。
2月25日には上尾市の門田健一さんも観測に成功し、日本最初の精測データが送られてきました。光度は全光度で6.9等と双眼鏡や望遠鏡で観測できる明るさになっています。
今後日本での観測数が一気に増え、眼視観測やCCD撮像、観賞用画像などが撮影されるでしょう。
現在明け方の東南東の空(低空)にあり、今後しばらくは速い速度で北極星の方向に移動していきますので観測しやすくなります。ただし、3月上旬を過ぎるとどんどん暗くなってゆくでしょう。3月下旬になると眼視観測は困難になってきますので、できるだけ早いうちに見ておきましょう。CCD撮像派の人は秋までゆっくり観測できそうです。
私も観測したくてこのところずっと午前3時ころに空をチェックしているのですが、ずっと曇り空で観測の機会がありません。おまけに昨夜は大雨で、まるで梅雨に入ったかと思うような天気になっています。
以下は佐藤裕久さんが計算した最新の軌道要素です。
(なお、下の軌道要素は古くなったら削除します)
Orbital elements: C/2006 A1 (Pojmanski) T 2006 Feb. 22.18121 TT Sato q 0.5553993 (2000.0) P Q z +0.0001709 Peri. 351.18722 -0.84018801 -0.15540480 Node 211.34198 -0.41645245 -0.42875424 e 0.9999051 Incl. 92.73814 -0.34734920 +0.88995458 >From 123 observations 2006 Jan. 4-Feb. 24, mean residual 0".52.
高知県ランキング
上のバナーをポチッと押していただくと著者が元気になりますのでよろしくお願いします。
静岡大学人工衛星STARSプロジェクトを技術面で応援しています。芸西天文台(高知県立芸西天文学習館)で天体観測。小惑星2個発見。一般公開では星空案内も。彗星軌道計算ソフトOrbitLife公開中。流星自動観測/ラズパイ/電子工作/2アマ/PENTAX/ドローン。MPC Obs Code D70.