1月4日は土星の輪が平行になって一番細く見えるということで、彗星撮影の合間に写してみました。拡大撮影用のアダプターを接続している時間が無かったので、そのまま直焦点で撮影してみました。土星は小さいので直焦点だと米粒のようになってしまうのですが、芸西の望遠鏡は焦点距離が4900mmもあるので、ちゃんとした姿に写りました。でも、土星本体の縞模様が分かるように画像調整するとリングが見えなくなるし、リングが綺麗に見えるように調整すると土星本体が真っ白く飛んでしまうし、なかなか画像処理が難しいです。下の画像は本望ではないですが、まあ記念撮影的なものとしてご覧いただければと思います。
直焦点撮影なので写りが悪いですが…..。
2001年9月17日撮影
20cmF10シュミットカセグレン望遠鏡に
ポータブルデジカメのズーム機能を
を使ってコリメート撮影
上の傾いている土星は2001年9月に私の望遠鏡にポータブルデジカメを手持ちして撮影(コリメート撮影)した時のものです。ずいぶん傾いていたんですね。これだけ傾いていると眼視で観望してもリングの詳細が良く見えて感激します。
そこで、リングが平行になった土星はどんなものかと70cmの背中に乗っている15cm f/8位の屈折望遠鏡で眺めてみました。いや~~、綺麗でした!リングは細いのですが結構明るく輝いていて、傾いていなくてもけっこう感激します。それに左右(?)の方向には土星の惑星が3つほど輝いていて、初心者が見てもなにか土星に関係ありそうな星に見えます。
芸西天文学習館の一般公開で土星を観望するのは3月に入ってからになりますが、傾いてない土星の姿もなかなか美しいので安心しました。みなさん、ぜひ年間を通じて毎月3~4回行っている一般公開に来てくださいね。
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静岡大学人工衛星STARSプロジェクトを技術面で応援しています。芸西天文台(高知県立芸西天文学習館)で天体観測。小惑星2個発見。一般公開では星空案内も。彗星軌道計算ソフトOrbitLife公開中。流星自動観測/ラズパイ/電子工作/2アマ/PENTAX/ドローン。MPC Obs Code D70.