夏休み最後の一般公開を行いました

 8月27日(土曜日)は8月最後の芸西天文学習館の一般公開を開催しました。夏休み最後の土曜日ということもあり、定員オーバーの45人の申込者がありました。

 昼間は良好な天気でしたが、16時くらいには山間部では強い雨が降っていたようで、芸西に向かう途中の道では、海側を見れば青空が、山側を見れば真黒い雲があり、山のふもとは雲海状になっていました。雨が降っても開催する予定なので、かまわず向かいました。


芸西天文学習館から西を向いた風景(17時ころ)

 19時に一般公開を開始しましたが、完全曇り。
 晴れていれば、挨拶もそこそこで西に低い土星の最後の観望を楽しむ予定だったのですが、残念。とりあえず、いつものようにプラネタリウムを放映。その間、関講師とドームに行って空模様を見ながら作戦会議。

 プラネタリウムを2番組見た後はドームに行って望遠鏡を眺めました。関講師が望遠鏡制御用のコンピュータの説明などを最初に行いました。その後私が望遠鏡の説明をしながら、明るい恒星に向けて晴れるのを待ちました。


ドームの中でコンピュータの説明を聞く来場者

 願えば叶うもので、8時20分くらいになると北の空にカシオペヤが見えてきました。とりあえず、近くにあったM52(散開星団)に向けてみました。散開星団は大人も子供も感激してくれます。みんな、大きな声をあげて喜んでくれました。初めて望遠鏡を眺める人にとっては、全く星が見られなかった場合と、1個でも見られた場合では気分が全く違います。
 その後8時40分頃には広い範囲が晴れ、夏の天の川が綺麗に見えてきました。私が望遠鏡で星を見せている間、関講師は外で夏の大三角や星座のお話をしました。
 予定していた天体の一部しか見てもらうことができなかったのですが、終了時間を少しオーバーするまで楽しんでいただきました。
 帰るときには、「9月以降もずっと一般公開を行っているので、来てください。」と案内しましたが、多くの人は夏休みの期間だけ特別に開催していると思っていたようです。9月以降は来場者が少なくなるので、ほとんど”私の望遠鏡”状態のぜいたくな観望会ができます。ぜひぜひお越しください。



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