煙霧のおかげで太陽黒点が見られました

 今日の夕方は、まるで大規模な山火事でもあったかと思わせるような透明度の悪い大気でした。ひどくガスっているのに水蒸気が白くなっているのではなく黄砂でもないとのことで、排気ガスやその他の物質が低層に漂っているのでしょうけど、このようなのを煙霧(えんむ)と呼んでいるらしいです。
 さて、その煙霧と淡い雲のおかげで自然の太陽フィルターができました。下の画像はコンパクトデジカメでそのまま撮ったものです。ちょうど良い具合に減光されています。眼視では、赤く焼けた鉄がぽっかり浮かんでいる感じでした。


煙霧とうす雲のために自然減光された太陽

 何枚か撮って眺めていると、黒いごみのようなものが太陽面にあることに気づきました。太陽黒点です。コンパクトデジカメのズームで明瞭に写っているので、けっこう大きなものだと思います。
 下の画像は太陽ですが、中央より少し右上に黒いほこりみたいなものがあります。それが太陽黒点です。よく見ると左端や左下の端にもあります。
 夕方には時々このように自然の減光が起きます。カメラをスポット測光モードに設定してズームを利かせて撮ってみてください。意外と簡単に黒点が移ったりしますから。

[太陽と黒点]
2012年5月9日 18時10分
SONY DSC-T200の最大ズームで撮像



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