イシガケチョウの目は合理的にできている

 平家の滝の駐車広場にイシガケチョウがいました。
 何十年ぶりに見ました。と言っても、高知県ではけっして珍しい蝶ではありません。私が社会人になってから自然を観察することが少なかっただけです。
 この蝶を見ると小中学生時代を思い出します。私は山間部の小中学校に通ったのですが、裏庭とか日当たりのよくない場所に建っていたトイレの中や周辺によくいました。
 いままで、「石垣蝶」だとばかり思ってきたのですが、正しくは「イシガケチョウ」なんですね。

[イシガケチョウ]
イシガケチョウ
PENTAX K-5 Silver
SIGMA MACRO 70mm F2.8 EX DG

 少しでも近づこうとすると不安定に飛んで逃げ回るので、なかなか撮れず、一度はあきらめました。しかし、蜜を吸っている時はじっとする性格なようで、どんなに近づいても逃げなくなったので良い写真がたくさん撮れました。
 下の写真の表情は、すごく眠そうでしょう。寝起きで、ぼ~っとしながら蜜を吸っているように見えます。

[イシガケチョウ]
イシガケチョウの下目線
PENTAX K-5 Silver
SIGMA MACRO 70mm F2.8 EX DG

 上から写すと瞼のように見えた濃い黄色の部分に黒い瞳孔が見えます。しばらく考えてみたのですが、もしかしたら、濃い黄色の色素はサングラスのような役割があるのかもしれません。下を見るときは暗いので透明度の高い目になっていて、上を見るときは太陽がまぶしいので、黄色くて、ある程度太陽光を遮ってくれる目を通して見ているのかもしれません。

[イシガケチョウ]
イシガケチョウの上目線
PENTAX K-5 Silver
SIGMA MACRO 70mm F2.8 EX DG

 昆虫って、体一つで生きているので、ほんとうに合理的にできているのだと思います。
 最後に正面からの画像です。
 なにか、すごく焦っているように見えますね。頭の上あたりに汗マークを書きたいくらいです(笑)。

[イシガケチョウ]
なにか焦っているイシガケチョウ
PENTAX K-5 Silver
SIGMA MACRO 70mm F2.8 EX DG

 
 



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