微妙な天気の土星観望会

 梅雨が明けてない中、芸西天文学習館で一般公開を行いました。土星がちょうど見ごろだし、予約申し込みも満員に近かったので晴れてほしかったのですが、微妙な天気でした。


一般公開の30分前の空(芸西村から南向き)

 19時開始ですが、暗くなるのは20時過ぎなので、それまでいつものようにステラナビゲータでプラネタリウムの投影です(平面ですが)。その後、松山講師が惑星のお話を30分くらいしました。その後私が今年のペルセウス座流星群の見どころなどをお話しする予定だったのですが、その時、うす雲を通してかすかに土星が見られる状態でした。


プラネタリウムを見る

 初めて天文台に来た人とか、初めて望遠鏡で星を見る人にとっては、ほんの少しでもいいから星を見たいと思っているはずです。私が予定通りしゃべっている間に雨が降り出したとなってはガッカリになるので、とにかくドームに行って、土星を待ちかまえることにしました。


ドームの中

 うす雲を通してぼんわり見えたり、隠れたり、時には鮮明に見られたりと、講師陣や経験者にとってはいまひとつな観望ではありましたが、初めて土星を見た人はけっこう感激したようです。
 晴れていれば、ドームの中で観望している間に、外で星座探しの解説などするのですが、ほぼ全面曇りで、星座どころではありません。段取りが悪く何人か途中で帰ってしまったのは残念でしたが、土星を撮影したい班と望遠鏡はもういいという班に分かれて、再度講義室に帰って、私が流星群のお話などをしました。
 よく晴れている日や雨が降り出したような日は段取りに悩むことはないのですが、こういう中途半端な日はドームで粘る方が良いか、講義室でお話を充実させる方が良いか大いに悩んでしまい、反省することが多いです。
 天気が悪かったにもかかわらず、予約された人の大部分が参加してくれてうれしかったです。芸西天文学習館では毎月4~5回一般公開(無料)を開催していて、星を見るチャンスは多いのでまた来ていただきたいと思います。
 土星を見たい人は7月末くらいまでが観望の好期です。8月になると急激に西に低くなり、見栄えが悪くなりますので、お早目にお越しください。



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