ジャック彗星 – C/2014 E2 (Jacques)が少しずつ北上し12等級まで明るくなっています。7等級まで明るくなる可能性があると言われていますが、そこまで明るくならないように感じます。もし明るくなったとしても太陽方向の低空になるので、双眼鏡で楽しむことは難しいかもしれません。
下の画像は4月1日現在のジャック彗星の姿です。彗星の動きに合わせて合成してありますので、背景の星が流れています。結構速い速度で北西(右上)に移動しています。
ジャック彗星の動きを図にしました。
いまから6月下旬までは南から西の低空にかけてあります。6月下旬から7月初旬にかけては太陽のそばを横切るので観測は困難でしょう。7月6日ころ最大光度になるのですが、太陽のすぐそばにあって観測は無理です。7月中旬になると明け方の東の低空で明るさをある程度維持するのでその頃が観測の好機となります。
クリックすると原寸大画像が表示されます
C/2014 E2 ジャック彗星の動き
(AstroArts ステラナビゲータ Ver.9で作成しました)
現在12等級になっているので、300mmの望遠レンズだったらどうにか写りそうです。カラーで撮った青白く輝く姿がたくさん見られるようになってきたので、カラーで撮ると楽しそうですね。
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静岡大学人工衛星STARSプロジェクトを技術面で応援しています。芸西天文台(高知県立芸西天文学習館)で天体観測。小惑星2個発見。一般公開では星空案内も。彗星軌道計算ソフトOrbitLife公開中。流星自動観測/ラズパイ/電子工作/2アマ/PENTAX/ドローン。MPC Obs Code D70.