日下川調整池に微かな春の訪れ

 2週間前の4月12日(日曜日)に日高村(ひだかむら)の日下川(くさかがわ)調整池の周辺を歩いてみました。暖かくなってきたのでいくらか花も咲き、昆虫が現れたかもしれないと思ったからです。


若葉の目立つ山

 田に水が張られていました。この黄色い花はなんという名前でしょう。図鑑で調べようとしましたが、似たような花がたくさんあり、葉の形状を写しておかなかったので判明しませんでした。


水田脇の黄色い花

 遊歩道をてらてら歩いていたら、足元に異物が。キノコでした。キノコが生えるような場所とは思えませんが、けっこういろんなところに生えるんですね。地面に直接生えてました。キノコの種類は非常に多く、図鑑にも載ってないものが多いので種類は調べませんでした。


キノコ

 菜の花にカミキリムシっぽいのがいました。名前を調べようとしたのですが、意外と苦戦しました。似た種類があって悩むのですが、たぶんキムネカミキリモドキのメスだと思います。オスは後ろ足の太ももが競輪選手のように太いのですよ。これは細いのでメスだと思います。


キムネカミキリモドキのメス(だと思う)

 レンゲがほんの少しだけ咲いていました。子供のころ、田んぼ一面に咲きほこったレンゲのじゅうたんの上をゴロゴロ転がって倒したことを思い出します。肥料用に植えているものなのでべつに叱られたりはしませんでした。
 でも、さすがに、茶畑で同じことをやったところ、近所のおばちゃんに叱られましたねえ。私が子供のころはパソコンどころか、テレビゲームすらない時代なので、野山、山河を駆け回って遊びました。するとどうしても農地を駆けずり回ってしまうわけで、近所のおばちゃんおじさんたちによく叱られました。あのころは叱ってくれる大人がいたから良かったですねえ。そして、それでよしと考える良い時代でした。


レンゲ

 アジサイの葉は曇天に映えます。葉の成長具合を写しておこうと近づいたのですが、なにか不自然さを感じました。よく見ると葉に同化したような虫がいます。どこにいるかわかりますか?
 これはツユムシの幼虫でしょうかね。結構大きいのですが、まだ翅がまったく伸びていないので、これから伸びるのか、もう一回くらい脱皮するのかもしれません。


ツユムシの幼虫でしょうか?

 菜の花がたくさん咲いている横にこんな花も咲いていました。菜の花の色違いなのかななんて思って写真を撮りました。調べるのにえらく時間がかかりましたが、ハマダイコンだと思います。ハマダイコンは大根が野生化したものとのことです。これに肥料をたくさん与えたら普通の大根になるらしいです。


ハマダイコンと思われる

 こんな小さな花が群生していました。結構よく見かけるのに名前は知りません。ハルジョオンというキク科の植物でしょうかね?


ハルジョオン?

 ということで、日下川調整池、まだたくさんの花が咲いているという感じではありませんでしたが、たしかな春の訪れを感じました。
 この池の周辺にはイトトンボがたくさん飛ぶのですが、今回はまだ一匹も見ることはできませんでした。池のみずぎわを丹念に観察するとヤゴがいるのかもしれません。
 次はイトトンボの羽化の撮影に挑戦です。



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