ZWOの冷却CMOSカメラがやってきました

昨年のクリスマスが近づいた12月20日、こんな宅配便が届きました。もちろん勝手に届くはずはなく、1年間よく頑張った自分へのプレゼントです。
ZWO社の冷却CMOSカメラASI 1600MM Proと7個枠のフィルターホイール。それにL, R, G, B, SII, Hα, OIIIの各フィルターです。何年も前からフィルターを使った天体写真を撮りたかったのですが、全部セットだと数十万円~100万円になるのであきらめていたんです。たまたまネットを徘徊していたら年末セールとかでセットが売られていたので衝動買いしてしまいました。ZWOという中国の製品ですが、物価というか為替レートの問題なのか、かなりお手頃価格なのでユーザは非常に多い感じです。

ZWOの天体撮影用カメラセット

早速机の上に広げて組立です。向こう側にある赤い筒が冷却CMOSカメラASI 1600MM Proです。センサーは4/3インチなので、APS-Cより少し小さいです。感度が高いにもかかわらず、ノイズが少ないとの売り込みです。
手前の穴が開いている黒い物体がフィルターホイールで、7種類のフィルターをセットしておくと、パソコン操作でフィルターを切り替えられるという便利なもの。憧れのフィルターホイールです。

ASI 1600MM Proとフィルターホイール

ZWO社のLRGBの各フィルターです。4枚セット。

LRGBフィルターセット

こちらがZWO社のBII, Hα, OIIIのフィルターです。半値幅は7nmなので、狭帯域フィルターの中では一番お手頃価格のものです。これが欲しかったのですよ。これで写したかったんです。このフィルター、表から見るのと裏から見るのとでは色が違います。Hαフィルターで部屋を見ても真っ暗でこんなのであの暗い天体が写るの?という感じです。

SII, Hα, OIIIのフィルター

さっそくフィルターをセットしていきます。1番のは実はフィルターではなく、透明のガラスです。フィルター無しで撮りたいときにこれをセットします。色のついたフィルターと同じ厚さで作られているため、ピント位置がずれない工夫です。

LRGBフィルターを実装

6番からSII, Hα, OIIIの順に取り付け。これバラバラにしてしまったらどれがなにやらわからなくなります。

フィルターの取り付け完了

フィルターホイールにカメラを取り付けました。

カメラを取り付け完了

カメラには数種類の接続リングが付属しているのですが、さあ、ここからが問題です。どうやってレンズや望遠鏡に取り付けるか。その格闘の様子は次回以降に書きたいと思います。



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