15cm屈折でテスト撮影

昨日の記事の続きで、昨年の12月23日のことを書いた記事です。

 芸西天文台の15cm F8屈折望遠鏡に装着できるか試してみました。特に追加のリングを必要とせずこのように装着でき、ピントも合いました。


15cm屈折望遠鏡に装着したところ


 撮影ソフトはZWO社が開発したASICAPがありますが、販売店が日本語で書いてくれていた解説書にShapCapが紹介されていたのでそれを使いました。SharpCapはカメラにCD-ROMで付属していましたし、最新のものはネット上で無料で公開されています(より多くの機能が使える有料版もあります)。
 -20℃くらいまでは無理なく冷却できました。とりあえず最高感度の600で15秒露出です。ザラッザラです ^_^;


クリックすると原寸大画像が表示されます

M1かに星雲
-20℃に冷却し、ゲイン600で15秒露出


 ヒストグラムはこんな感じ。


ヒストグラム


 15秒露出を12枚(総露出時間3分)撮り、コンポジットしてみました。かなり滑らかになりましたが、最高ゲインである600はちょっと無理がありましたね。


 この日は天気が悪く、たくさんの雲が流れる中、一瞬のすきをついて撮影していたので、多くはテストできませんでした。ゲインは120~150くらいで使っている人が多い感じです。実用的には最大で300でしょうか。
 このテスト撮影の段階が一番楽しいのかもしれません。だって、ほぼ全面曇りでも1時間もかけて天文台に来て準備し、雲の隙間が現れるのを待つくらいですから。その驚異的な熱心さと言ったら ^o^



高知県ランキング
上のバナーをポチッと押していただくと著者が元気になりますのでよろしくお願いします。