200mm望遠レンズでテスト

昨日の記事の続きで、昨年の12月24日のことを書いた記事です。

12月24日も芸西天文台に行って、今度は200mm望遠レンズでのテスト撮影を行いました。
70cmの反射望遠鏡の背中にだれかが取付金具を着けてくれていたのでそこに取り付けました。ねじと取り付け金具の穴のサイズが合わなくて困ったのですが、ドームの中にちょうど良い穴が開いた金属片があったのでそれを間に挟んでどうにか取り付けました。

70cm反射の背中に乗せたところ

全景だとこんな感じ。

カメラのゲインを最大の600に設定。-20まで冷却し、さんかく座のM33銀河に向けて30秒露出してみました。かなりザラザラ感はありますが、いちおうピントは合っていますね。ピントが合う接続リングの組み合わせを見つけるのにかなり試行錯誤したのでした。結局はカメラ(ZWO ASI1600MM Pro)に付属していたいくつかのリングを組み合わせることで、望遠レンズでもピントが合いました。何種類かのリングが付属されているのですが、よく考えられていて、フィルターホイールを着けた場合やオフアキシスガイドを着けた場合、望遠レンズに変えた場合など、あらゆる組み合わせに対応できます。

M33を最大ゲインで30秒露出
200mm望遠レンズ

最高感度でザラザラ感がひどいのは各ピクセルの特性にばらつきがでるのでしょう。または時間とともに激しく変化して一定じゃないとか。これはデジカメでも同じですね。
激しく変化しているのなら重ね合わせて平均化すれば良いということで、20枚をコンポジットしてみました。

M33
最大ゲイン600で30秒露出した20枚をコンポジット

M33の部分をトリミングし、明暗調整してみました。ピントが甘いだけかもしれませんが、すべての星の輪郭がぼけています。まるでソフトフィルターを付けた時のようです。レンズにカビが生えているのが原因かもしれません。

M33の部分をトリミング

今回のテストは200mm望遠レンズでピントが出たことと、天文台の望遠鏡に装着できたことが成果です。



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