レンズのカビ取り

昨日の記事の続きで、昨年の12月26日のことを書いた記事です。

12月25日に天文台に行って200mm望遠レンズでテスト撮影したところ、まるでソフトフィルターで撮ったような画像になってしまったので、レンズのカビが原因だろうと思い、レンズの分解に必要な器具を購入しました。

土管みたいなのはカメラレンズオープナーというものです。レンズ枠の形状にあったゴムアダプターを押し当てて、左右どちらかに回して緩めるためのものです。これは一番高価だったのですが、一度も使ったことがないです。

銀色の金具はカニ目レンチレンズオープナーというもので、これはレンズの分解以外にも活躍の場が多く、必須の工具です。ただ、私が購入したものは先端部の金具が短くて、レンズが非常に奥まったところにある場合、手前の太い部分がレンズの筒の内径に接触し、先端部分がレンズ固定枠の穴にうまく入りませんでした。無理やり押し当ててやったので何度も外れてレンズに少し傷ができてしまいました。まあ、もともと捨てたようなレンズなので諦めがつきますが。

オレンジ色の吸盤はレンズサッカーというらしいです。奥まったところのレンズを引っ張り上げたり、元に戻したりするのに必須です。

レンズメンテナンスの道具

以上のような工具を使って一番手前のレンズを簡単に外すことができました。取り出したレンズです。カビだらけで汚いです。このレンズをキムワイプに無水エタノールをしみこませてふいてみたのですが、カビは見えなくなったものの、光を斜めに当ててみると、カビがあった部分が白く反射します。何度無水エタノールで拭いても、乾くとカビの跡が見えます。レンズのコーティング層に侵食したのかもと思っていったんはあきらめていたのですが、後日ネットで調べたら「水の激落ちくん」できれいにしている人がいて、真似してみたら完全に除去でき、新品のようになりました。

カビたレンズ

レンズのカビ除去には必須の激落ちくん、すごい!
(なにか副作用が出るかもしれないので、ご使用は自己責任でお願いします)。

水の激落ちくん


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