ペルセウス座流星群ということで塩塚高原展望台に遠征しました。
高知県側は風もなく透明度の高い真っ青な空だったので絶好の観測日和と思っていたんですが、山頂に到着すると驚きました。まるで台風のような強風が吹き荒れて、撮影どころではありません。望遠鏡が倒れそうな雰囲気でした。そこで、私は自分の望遠鏡を組み立てることもなく、眼視観測派の女性メンバーの望遠鏡を乗っ取って(笑)、久しぶりに眼視観測を楽しみました。この女性メンバーの望遠鏡は私のと同じなんですが、すっごい広視野で高性能な接眼レンズ(これだけで何万円もするはず)を付けているので眼視観測が楽しいんです。でも見ているうちに光軸がかなりずれていることに気づきました。
私 「この望遠鏡、光軸がかなり狂ってるよ」
Iちゃん 「はい、前回の観測会の時にも言われたんですが….」
私 「だれに?」
Iちゃん 「ミラさん」←私のこと
私 「あれ。そうだった?」
っとぜんぜん覚えてない私。
そこで、光軸調整講座開始~~~~!
私のと同じ望遠鏡(20cmのシュミットカセグレン望遠鏡)なので簡単です。よくシュミットカセグレンの光軸調整は非常に難しいから素人はやらないほうが良いなんて言われますが、そんなこともないです。
慎重に時間をかけて、いろいろ説明しながら完全に合わせました。
二重星などを導入して見てもらったんですが、「こんなに綺麗に分離して見えるんですね~!!それに色がすごく綺麗!!」と喜んでくれました。高性能な接眼レンズの真価が発揮できるようになったのでますます楽しみが増えたようです。
さて、本命のペルセウス座流星群ですが早い時間にはほとんど流れなかったんですが、2時ころになると10分に1個くらいのペースで見られました。ただ、風が強すぎたのでみんな望遠鏡を片付けて車の中で見上げていたので、実際にはもう少し流れたはずです。しかし、期待したほどは流れませんでした。本当は明け方にかけて流れた可能性はあるんですが、3時ころから雲が広がってきて観測は困難になりました。
風は一晩中吹き続けて朝まで止むことはありませんでした。山を降りると風は弱まり、高知県側に移動するとまったく風は吹いておらず、真っ青い空と穏やかな天気がありました。塩塚高原は風の通り道になっていたようです。
塩塚高原展望台にて
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静岡大学人工衛星STARSプロジェクトを技術面で応援しています。芸西天文台(高知県立芸西天文学習館)で天体観測。小惑星2個発見。一般公開では星空案内も。彗星軌道計算ソフトOrbitLife公開中。流星自動観測/ラズパイ/電子工作/2アマ/PENTAX/ドローン。MPC Obs Code D70.