2003年を振り返って

 年末年始はずっと仕事でしたが、コンピュータトラブルも起こらず大変静かで良い年末年始でした。
 昨年はいろいろなことがありました。4年間「欲しいほしい」と言い続けてきた冷却CCDカメラをついに手に入れました。国際天文台コード『D70』を頂き、彗星・小惑星観測者になりました。小惑星センターに200件以上の観測報告を送りました。開発2年目に入った軌道計算プログラムに、ついに摂動計算機能を実装でき、軌道計算者への入り口に立ちました。Tabur彗星の北半球最初の観測に成功しました。OAA(東亜天文学会)に入会しました。OAAの学会誌「天界」に名前が何度か掲載されました。天文ガイド誌の「新天体発見情報」にはじめて名前が紹介されました。
 良いことを並べると「良い一年だったなあ」と思います。悪いことを並べると….。やめときましょう。

 そう言えば、このページをぜんぜん更新してませんでした。ちゃんと天体観測はやってますよ。それに軌道計算プログラムの改良を懸命にやってますいます。1つの天体の観測数が2000くらいあると国際中央局や国内の著名な軌道計算者たちの計算結果とほぼ完璧に一致するのですが、観測数が2000より少ないと近日点引数が小数点以下3桁くらいしか一致しません。それでも観測との残差はピタリと合っていて、+/-0.1くらい違うものが少しあるという程度なので実用上まったく問題は無い十分な精度なのですが、軌道要素だけを発表してしまうと怪しまれてしまいそうです。軌道要素によって最終の計算方法を変えたほうが良いのかなあ?それともこんなものなのだろうか。
 (後記)
 その後の調査で、近日点日の計算に誤りがあることがわかりました。現在は正しく計算できるようになっています。



高知県ランキング
上のバナーをポチッと押していただくと著者が元気になりますのでよろしくお願いします。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です