小惑星2001 RG100はKowal彗星でした!

 月が明るすぎて観測する気分になりません。
 小惑星として発見された2001 RG100がその後の観測により彗星であることがわかりP/2001 RG100(LINEAR)となったのですが、さらにその後の軌道計算によりKowal彗星と同じ天体であることが判明し、現在は158P/Kowal-LINEARと名前が変わりました。彗星にしては随分綺麗な円軌道を回っていますね。木星や土星よりも綺麗な円軌道です。しかも軌道傾斜角が約7.9°と太陽系の惑星より少し傾いている程度。なにか面白い現象は起きないかな?と思って未来の軌道を計算してみました。そしたら2022年7月25日に木星に0.75AU(太陽と地球の距離の75%の距離)まで近づいて、離心率が0.086まで伸びてしまいました。それでも火星よりは円軌道ですが、木星や土星よりは伸びてしまいます。太陽を回る公転周期も現在の10.35年から12.11年へと2年近くも長くなります。木星の重力ってやっぱり大きいんですねえ。



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