地球に大接近した小惑星2004 FHの記事がAstroArtsの天文ニュースに掲載されました。西日本では天気に恵まれて撮像できた人がいたようですね。でも極めて少ない雰囲気です。佐治天文台(さじアストロパーク)では動画で狙ったようで、ニュースNo.107で公開されています。かなり変な形をしていて、しかも回転しているようで、明るさが頻繁に変化していますね。
実はこのところ地球にかなり接近する(せいぜい月くらいまで、またはそれより遠い)小惑星が、最接近直前(又は直後)に発見されて、毎日のように速報が飛び込んできます。以前にはこのようなことは少なかったのですが、LINEARが高性能化したのか、監視体制を強化したのだと思います。どれも非常に小さいので地球接近直前まで発見できないのです。もし大気圏に突入したとしても爆発分解して、最後には燃え尽きてしまうということです。
時々非常に明るい流れ星(火球と呼んだりします)が見られたり、落下したりしてニュースになりますが、あの火球の正体こそが非常に小さな小惑星なわけです(正式にはゴミっていうかもしれませんが)。
現在のところ壊滅的な被害を与える天体は発見されていません。
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静岡大学人工衛星STARSプロジェクトを技術面で応援しています。芸西天文台(高知県立芸西天文学習館)で天体観測。小惑星2個発見。一般公開では星空案内も。彗星軌道計算ソフトOrbitLife公開中。流星自動観測/ラズパイ/電子工作/2アマ/PENTAX/ドローン。MPC Obs Code D70.
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