地球に大接近した小惑星2004 FHは撮像できなくて残念でしたが、もうひとつ気になる小惑星2004 ECの撮像に成功しました。この小惑星は軌道計算により、彗星ではないかと思っているのですが、いまのところ彗星状の姿はしていません。彗星か小惑星かを判断するのは「見た目」で判断します。ぼーっとしていたり、尾があると彗星で、恒星状だと小惑星としています。もしかしたら、遠い昔は彗星状で尾があって、そのうち揮発成分を放出してしまったので小惑星状になっている可能性はあります。また、突然卵の殻のように一箇所に亀裂ができてそこから揮発成分が放出され彗星状に突然明るく輝くものもあります。ロケットを飛ばして鉄球をぶつけてみれば正体を現すでしょうけどね(笑)。
小惑星 2004 EC
2004年3月19日 1時50分12秒~2時1分14秒
(日本時間)までの6枚をアニメーション
中央付近から右下に移動している天体です。
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静岡大学人工衛星STARSプロジェクトを技術面で応援しています。芸西天文台(高知県立芸西天文学習館)で天体観測。小惑星2個発見。一般公開では星空案内も。彗星軌道計算ソフトOrbitLife公開中。流星自動観測/ラズパイ/電子工作/2アマ/PENTAX/ドローン。MPC Obs Code D70.