2004年10月頃最も明るくなるリニア彗星(C/2004 K4)が徐々に明るくなっています。今朝は12.1等で、冷却CCDカメラを用いると、わずか5秒露出で写るほどの明るさです。この彗星はずっと、天の川を川降りするかのように移動しています。暗かった頃は天の川のたくさんの微光星にまじっていてどれが彗星なのか探すのが大変でしたが、もう立派な彗星像となり、写った瞬間に判別できるまでになりました。下の画像の中央にあるぼーっとした天体が彗星です。尾は写っていません。向こう側に向いているのかもしれません。非常にゆっくり移動しているので5分間隔の撮像では移動していることがわかりづらいです。でもカラー撮像すると綺麗な画像が得られそうです。今度RGB分解撮像してカラーにしてみたいと思います。エメラルドグリーンの美しい光を発しているでしょうか?
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静岡大学人工衛星STARSプロジェクトを技術面で応援しています。芸西天文台(高知県立芸西天文学習館)で天体観測。小惑星2個発見。一般公開では星空案内も。彗星軌道計算ソフトOrbitLife公開中。流星自動観測/ラズパイ/電子工作/2アマ/PENTAX/ドローン。MPC Obs Code D70.