11月20日~21日にかけて多胡昭彦さんと櫻井幸夫さんが、とも座に発見された新星を写しました。東の空から昇って来るのが23時過ぎで明日の仕事を考えるとちょっとつらかったです。高く昇るのを待ってられないので高度12°で無理やり写しました。
光度は7.6等と測定しました。
位置は R.A. 07h41m53.59s Decl. -27o06’38.6″
USNO A2.0恒星カタログによると、この位置には17.7等前後の非常に暗い恒星があったようです。もしこの星だとすると1万倍も明るく輝いていることになります。
とも座は南に低い星座ですが、新星の出現した位置はその北の方で、おおいぬ座の尾の部分のすぐ東(左)にあります。この付近は冬の天の川の中で、明るい星がたくさんあり、眼視で探すのは大変かもしれません。そういえば、新星は天の川の中でよく発見されますね。捜索者によると「なんと言っても天の川の中を探すのが楽しい」とのことでした。
これからの季節、観測しやすくなるので継続して観測してみたいと思います。
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静岡大学人工衛星STARSプロジェクトを技術面で応援しています。芸西天文台(高知県立芸西天文学習館)で天体観測。小惑星2個発見。一般公開では星空案内も。彗星軌道計算ソフトOrbitLife公開中。流星自動観測/ラズパイ/電子工作/2アマ/PENTAX/ドローン。MPC Obs Code D70.