江戸の空はすごく青かった

 突然でしたが、江戸の街へ行ってきました。土佐から江戸へは、大好きな天馬に乗ってひとっとびです。今回の目的は当藩江戸屋敷を作るということで急遽派遣されたのです。江戸に着くとすでに特別に手配された籠が待っており、道中は楽でした。屋敷には、どこからつれてきたのか育ちの良さそうな姫が一人いて、番をしておりました。2時間ほど屋敷内を徘徊し、足りないものがないか確認しました。
 その夜は我が殿と御家老はどこぞの小藩のお殿様に接待される予定だったようで、宿に入りました。でも、殿が「5両所望じゃ」と言われるので用途は聞かず渡しました。2次会は逆接待だったと思われます。帰ったら勘定奉行にどのように説明すれば良いやら。
 一方我々下々2人は大急ぎで籠を走らせ、ゆっくり食事をとるひまもなく天馬に乗って帰ってきました。なかなか楽しい旅でしたが、江戸の日帰りは少し疲れました。
 6月中旬には今度は私が一人で江戸屋敷に行きます。殿に「私を江戸屋敷留守居役に」と冗談を言ってみましたが、殿は私が以前江戸に住んでいたことを知っているので、意外と江戸行きの機会は多くなるのかもしれません。
 下は天馬に乗って土佐を飛んだところです。
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飛行機好きな私でも、飛行機の中でこの本を読むのは勇気がいります。



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