天狗高原はCCD観望会になりました

(6月25日の天狗高原観測会の続きです)
 一緒に行ったKさんは珍しく軽装備。自慢のEM-200にでっかい望遠鏡ではなく、小さな三脚に一眼デジカメを乗せて、それに双眼鏡というおよそ天文家とは思えぬいでたち。「今日は軽装備だから楽ちんだな~」なんて言いながら、向こうの方でお湯沸かして、椅子に座りなが満面の笑顔でカップラーメンをチュルチュルすすってます。一方私はいつものように重装備で、望遠鏡を組み立てたり、パソコンを起動して時刻を合わせたり、冷却CCDカメラを冷やしたり、精密に極軸をあわせたりと食事抜きで格闘しました。
 丁寧に組み立てた甲斐があって、雲が多い合間のわずかな時間に3つの彗星(9枚)の撮像ができました。
 テンペル第1周期彗星の観測結果
 マックホルツ彗星の観測結果
 カタリーナ彗星の観測結果

 22時過ぎには突撃隊…、いや、失礼いっけんさん一行が合流しました。ブログやメールで何度もやりとりしているので、いずれどこかで観測会でもと思っていたのですが、その時はいきなりやって来たのでした。
 雪の日も、雨の日も野良を駆け巡り、山や川でキャンプしているという(本当に雪の日にキャンプしてるんですよ!!)、軍隊のようないっけんさんたちにとって、私の行動を察知し追跡することくらいなんでもないです。

 今度はイラクでキャンプするって言ってましたから。
 「言ってない、言ってない」

 さて….。

 その後は双眼鏡で星雲や星団を観望しました。Kさんは眼視観測派なのでさすがに探すのが早いです。星座をさっと探し、M13(球状星団)なんかを双眼鏡で眺め、「うーーん、淡いけど見える見える」とか言っています。私はいくら探してもよくわからなく、悔しいのでコンピュータに頼ります(苦笑)。コンピュータは座標データをもとに赤道儀の2つのモータを回し、ぴたりとM13に向けました。CCDで撮像してみると、明るい月が出てきた上に薄雲があるのに良く写っています。
 そこで、M57リング状星雲や、M101回転花火銀河、M51子持ち銀河など次々に導入してパソコンの画面に写し出しました。即席のCCD観望会となったのでした。
 (明日に続く…..、かな?)



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