足摺に行ってきました

 10月31日(火曜日)は毎月1回の親孝行日ということで足摺に行ってきました。高知市から須崎市の実家まで40分。そこから足摺まで3時間ちょっととかなりの走行距離になります。私は足摺に行くのは4回目から5回目になりますが、母にとっては初めてなのでかなり遠く感じたようです。時間をかけて行ったのだから、できるだけいろんな施設を見せようとお金も使いました(笑)。
 私のお気に入りは足摺海洋館という水族館です。ここには2階建てに匹敵するようなかなり大きな円柱状の水槽があって、個性豊かな魚がそれぞれの遊泳層で泳いでいます。面白いのはハタの仲間です。ほとんど動かなくて、コンクリートの作り物のようですが、面白い行動を見せてくれます。

 上層を見ると大きなロウニンアジや回遊魚が同じ方向に回っています。水槽の周囲にはたくさんの椅子が並べられているのでしばらく座って眺めてみました。薄暗い館内で水槽だけに明るい太陽光(人工光か?)が降り注いでいて美しいです。非常にリラックスできるのでお勧めです。私1人で来ていたら閉館までこうしてぼ~~っと眺めていたに違いありません。
 2階には小さな水槽がたくさんあり珍しい魚や甲殻類を見ることができます。2階からこの大水槽を見下ろすこともできるようになっています。

 足摺に行ったらやはりシンボル的存在の海底館です。海の中に建っていて、らせん階段で海底まで降りていきます。こちらは本物の海の中を見ているわけなので、魚釣りに行った時に良く釣れる魚たちの姿を見ることができます。

 いつも透明度が悪いのが残念ですが、時々餌をまいているのでしばらく待っているとこんな大群がやってきたりします。ブダイが岩肌の海草をかじり取っていたり、タカノハダイ(高知ではヒダリマキなどという)が岩にくっついていたりする姿は良く見られます。

 その他行ったところは、海のギャラリーというのがあり、外から見ると開館しているのか閉館中なのかわかりづらい、あまり活気の感じられない建物があるんですが(かなり失礼)、ここには初めて入ってみました。何が展示されているのかと思ったら、1階部分は珊瑚(白くなっているので死骸)が展示されていて、2階部分には貝類がたくさん展示されていました。母はあまり興味なさそうだったので早々に出てきました。
 ここまでで結構歩きつかれたのですが、母にとっては初めてのところだし、こんな遠いところには度々はこられないので、見残し海岸も少し歩いてみました。奇岩が山側にあったり、蟹の足のような岩が海底に向けて沈んでいく風景が全域にあって興味深いです。母も弘法大師のように見残してはいけないと思い、しっかり案内しました。

 1日を通しての母の感想は「今度行く時は高速道路が開通してからにしよう」でした。同感です(笑)。


 



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